全国から有名パン屋さんが山形に大集合するイベント。2021年も開催!
全国から有名パン屋さんが山形に大集合するイベント。2日間の開催で、5,000名を超える来場があります。(2019年実績)
毎年12月上旬頃に開催される「山形ビッグウィングフェスティバル」
このイベントでは、みちのくこけしまつり、山形県村山地域の7市7町のうまいものフェア、山形市伝統的工芸品まつり、そして、やまがたパンマルシェが同時開催されます。2日間で来場者数はイベント全体で25,000人を超えます。
また時期的に、近隣では大きなイベントが無いこともあり、お出かけにも最適なので、カップルや家族連れがたくさん来場されます。
そして、みちのくこけしまつりを目当てに県外からも多くの来場があります。
山形県のパンの消費量は、33.129gで45位、1位の京都府が61.545gなので、ほぼ半分の消費量しかありません。(「統計から読み解く 47都道府県ランキング 消費・子供・スポーツ編」著者: 久保 哲朗 日東書院本社, 2020より)山形というより東北地方でパンの消費量が少なく、ワースト3は、福島県、秋田県、山形県となっています。
山形は、麺の消費量が全国1位(https://region-case.com/rank-h29-ramen/)という実績があるので、主食は麺?と思ってしまいます。
そして、米の生産量も全国4位(農林水産省「令和2年産水陸稲の収穫量」)と非常に高いため、パンの消費量が少ないと言われても納得してしまいます。
そもそも、山形の人はパンを食べないのか?パンが嫌いなのか?パンの消費量ワースト3の山形県で、あえてパンマルシェをやる意義とは・・・。
データだけ見ると、イベントの成功確率は低いと思ってしまいます。しかし、そんな山形でも手作りのパン屋や、天然酵母にこだわったパン屋さんが増えてきていました。また、昔から人気のパン屋もあり、全くパンの需要が無いわけではありません。食生活が洋食化して行く過程が都市部よりは遅かったかも知れませんが、着実にパンのニーズは以前に比べて上がっていました。でも、データを見る通り、全国平均から大きく下回る消費量なので、ほそぼそとやっているパン屋がほとんどでした。だったら、山形のパン屋さんとパン好きをマッチングさせよう!と始めたイベントが、やまがたパンマルシェです。
やまがたパンマルシェの一番の魅力は、いろんなパン屋さんの人気パンがまとめて買えるということです。また、山形県内はもとより、地元にはない全国でも人気のパン屋さんも出店されるので、このときにしか買えないパンもあります。やまがたパンマルシェでは、チケット制になっており、ブース内で使えるチケットをブース入り口で購入します。このチケットはブース内に出店しているパン屋さんならどこでも利用できます。
20店舗以上の出店があり、ブース来場者数は2日間で延べ5,000名を超えます。
名称:山形ビッグウィングフェスティバル「やまがたパンマルシェ」
時期:毎年12月上旬頃
場所:山形国際交流プラザ 山形ビッグウイング
住所:〒990-0076 山形市平久保100番地
TEL : 023-635-3100