LIFE くらす

家族の手で守ってあげたい!冬の皮膚トラブル

健康Navi

掲載号:mamaid 2019年2月20日号

どんなに忙しくても自分のカラダについて、そして家族の健康に関心を持っておくのは大切です。
このページは医療や健康に関することをその道の専門家にわかりやすく教えてもらうコーナー。
女性として、母として知っておきたい基礎知識をおさえておきましょう。

 

TOPIC01 イマドキ子どもも要注意!冬のしもやけ

「しもやけ」と聞くとちょっと昔のイメージですが、実は住環境が整った今でも、しもやけになる子どもさんはいるんですよ。しもやけは、最低気温が4度~6度くらいの時に皮膚が濡れた状態のまま冷えてしまったり、朝と夜の気温差が10度以上になったときに血管の温度調整がうまく働かないことで発生します。手足だけではなく、鼻や頬、耳、それに指1本だけがしもやけになることもあり、その部分は赤く腫れ、かゆみや痛みを伴うこともあります。赤ちゃんの場合、夜寝ている時に、布団から出た手足が冷えてしもやけになることもありますが、基本的には幼稚園から小学校低学年くらいまでの子どもにできやすいです。ちょうど夢中になって外で遊ぶ年齢なので、手足が濡れていても気にしないですからね。重症化することはまれですが、真冬だけはなく、気温差がある秋の終わりころから春先までは、お家の方が気をつけてあげましょう。

 

TOPIC02 お家でできるしもやけケア
濡れた状態で冷えてしまうことが原因になるので、まずは靴や靴下、手袋が雨や雪で濡れてしまったらすぐに取り換えてあげましょう。中には、暑がりで、靴下や手袋が苦手なお子さんもいますが、手足が冷たくなっていると心配ですよね。そんな時は、帰宅後にお風呂のお湯で手足をマッサージしたり、こまめに軟膏を塗ったりして、血行を良くしてあげましょう。また両親のどちらかがしもやけになりやすいと、体質が似る傾向があります。冬でも暖かな住環境が整っているので、つい薄着になりがちですが、まだまだ体温調整機能が未熟な子どもたちですので、部屋の温度差にも気をつけてあげましょう。

 

TOPIC03 冬ならではの原因があります
元々肌が乾燥しやすいお子さんは、手湿疹(あかぎれ)や舌なめずり(なめかん)にもなりやすくなります。感染症が流行する季節なので、殺菌効果の高い石鹸やアルコール消毒を使用する機会も増えますが、乾燥している時には低刺激のものを選び、アルコール消毒も刺激が強いので控えましょう。また、スキー場で耳当てをせずに凍傷になったり、ストーブやファンヒーターなどに近づき熱傷した症例もあります。冬は、鍋やカップラーメンなどお湯を使う機会も増えます。ぶつかってお湯がかかったり、テーブルの端に置いてこぼしてしまうこともあるので、より注意して扱うように気をつけましょう。

 

TOPIC04 スキンケアは長い目で

子どもは、大人に比べて皮膚も薄く、外の刺激に対しても敏感です。普段あまり皮膚トラブルがない場合でも、冬になって洗剤の溶け残りが原因でかぶれてしまったり、化学繊維が刺激になってかゆみが増してしまうこともあります。そうした時は、洗剤や柔軟剤、衣類の素材を見直すだけでよくなることもありますよ。スキンケアの基本は保湿と清潔ですが、皮膚が赤くなってガサガサしたり、かゆみが強いときには、まずは炎症を抑える治療が必要になります。いつもと同じケアを続けてもなかなか治らない時には、一度皮膚科にご相談ください。お子さんの皮膚は、年齢と共に丈夫になっていきますので、長い目で必要なケアを根気よく続けていきましょうね。

 

アドバイスいただいたのは…

山形市立病院済生館 皮膚科
佐藤 文子 医師

●023-625-5555
●http://www.saiseikan.jp/


最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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