LIFE くらす

子どもの夢を応援

Super☆Kidsを育てよう!Part1

掲載号:mamaid 2019年6月20日号

さまざまな分野で大活躍する山形の子どもたち。
子どもたちの頑張りや支えるママたちの思いはどんなものなのでしょうか。
今回の特集では、憧れの舞台で活躍するお2人と、夢に向かって頑張るキッズ5人を取り上げます。
うちの子も、目指せ!スーパーキッズ!

 

大澤 駿さん 東洋大学3年(20歳/山形市出身)

第95箱根駅伝10区アンカーで力走!
どんな人だって諦めなければ夢は叶えることが出来る。
でも、その過程には自分を支えてくれている人がいることを忘れないで。

「中学生の時に、全国中学駅伝大会を走ったこと」が、長距離走をはじめたきっかけだと語る大澤選手。この時、長距離走は初経験。にもかかわらず、全国5位の記録を出し、走ることの楽しさに目覚めました。高校時代は、都道府県駅伝大会やインターハイに出場し、どんどん長距離走の力を伸ばしました。
競技の魅力は、「終わった後の達成感」。きつい練習が続いても「やめたいと思ったことは一度もない」そうです。現在は、大学陸上部の中でも1、2を争う練習量・質を誇る東洋大陸上競技部で走り込んでいます。東洋大は、箱根駅伝で11年連続3位以内という強豪ですが、今年1月の箱根駅伝では、10区アンカーとして力走しました。「自分の走りを見てくださる方への感謝を示せる走りをしたい」と、自己ベストを目指して走り続けます。
3歳上のお姉さんとは、子どもの頃からずっと仲良し。いまでも、買い物へ行くと「駿と姉がどっかへ行ってしまって、私が置いていかれるんですよ」とちょっぴり寂しそうに話すママ。
また、親戚同士が仲が良く、休みの日にはいつもみんなで出かけていたんですって。家族、親戚の声援は、昔も今も大澤選手の元気の源のようです。
とにかく体を動かすことが大好きだった子ども時代。「友だちとも仲がよくて、いつもニコニコしていたね」と目を細めて当時を振り返るパパ。幼稚園、小学校の運動会では、常にメダルをもらうほど、足も速かったそうです。
「やりたいといったことは、全部やらせてみる」が大澤家の方針。野球、サッカー、水泳と、たくさん身体を動かした経験は、身体の基礎になっています。
小学校3年生から始めた野球でも、実力をつけていました。そのまま野球を続けて欲しいと思っていたパパとは、高校進学の際にぶつかったことも。
「この時、陸上への想いが、駿の中でもはっきりとしたようでした」。本人の強い決意を全力で支えていこうと、両親も覚悟を決めた瞬間だったようです。
高校生の頃、息子から「僕はいつも頑張っている。だから、もう『頑張って』って言わないで」と言われ、ハッとさせられました。だから、それからは絶対に言わないように気をつけています。応援する気持ちを伝えたいときは、「楽しんで」「ケガしないようにね」「悔いの残らないようにね」と言葉を変えて伝えています。私たちにとって長距離走は未知の世界でしたが、毎日の食事づくりや、大会の応援を通じて、精一杯のサポートをしてあげたいと思っていました。親ができるのは、子どもを信じて見守ること。今は離れて暮らしていますが、思い出さない日はありません。これからどんな進路を選んでも、ずっと応援してあげたいです。
駿へ
ずっとずっと小さい頃から頑張っているあなたは、私たちの誇りです。
目標に向かっているあなたを全力でサポートして見守っていきたいと思っています。

 

佐藤 智輝さん 東北楽天ゴールデンイーグルス投手(18歳/寒河江市出身)

2019年ドラフト5位で楽天入り!
僕は野球が大好きで、小学生の頃から絶対にプロになると信じていた。
絶対に何かを成し遂げてやろうという気持ちを持ち続けてほしい。

プロ野球選手になるという小学生のころからの夢を実現した佐藤選手。小さいころから休みの日は一日中野球に明け暮れるほど大好きだったそう。野球の魅力は「一球で勝負が決まる、ハラハラとしびれるところ」だと語ります。今は二軍でトレーニングを重ねる毎日。「野球だけをとことん追求できる生活がとても楽しい」と厳しい練習にも笑顔で取り組んでいます。結果がすべてのプロの世界。厳しさも肌で感じていますが、「両親や地元の仲間、応援してくれるファンの方々の支えがある。みんなをワクワクさせられるプレーをしたい」。プロとしての目標をお聞きすると「まずは1勝。そして、沢村賞を取ります! 」と力強く宣言してくれました。

 

幼いころから動くのが大好きで、常に庭を走り回る活発な子でした。4歳の頃、高校生だった兄の野球の試合を応援に行きました。
ママが作った名前入りのユニフォームを着て、必死にお兄ちゃんを応援した智輝さん。野球を認識したのはこの頃だったそうです。
厳しい練習で監督に怒られても絶対に泣かなかった智輝さん。ただ小6の時、自分に比べてうまくプレーできないチームメイトに不満を持っていることを、コーチに指摘されたそう。「そういう選手はチームに必要ない」と言われ、初めて大泣きしました。
ママは「智輝が必要だからこそコーチは言ってくれたんだよ」と諭し、何がいけなかったのかを親子で話し合ったそうです。自分ひとりで野球はできないということをじっくり考え、精神面で大きく成長した出来事でした。
小学5年生の時に訪れた、岩手県平泉市の中尊寺。「プロ野球選手になって…」と願い事を書きました。
この頃から、プロを目指して毎日努力を重ねていたんですね。

親って、つい考えを押し付けたくなってしまうことが多いと思うんです。でも、智輝には「どうしてうまくいかなかったと思う?」と質問して、練習や試合の帰りの車の中でよく話しましたね。親が質問することで子どもは整理して考える力も付くし、サポートの意味では会話が一番大事だったかな。子どもは監督やコーチに叱咤激励されながら一生懸命頑張っていると思います。智輝がたとえフォアボールを出しても「大丈夫! 深呼吸!」と声をかけていました。パパとママは子どもの一番の応援者、理解者でいればいいと思っています。成長期の大切な時期には、意識して栄養のあるものを摂らせました。お弁当に冷凍物は使ったことはないです。現在は二軍の寮で生活中。「練習はきついけどレベルが高くて毎日が楽しい!」と連絡が来て、頼もしく思っています。

智輝へ
プロ野球選手という夢がかないましたね。
監督や周りの人たちのサポートに感謝の気持ちを忘れず、厳しい勝負の世界で少しでも長く大好きな野球ができますように。

最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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