やまがたのラーメン【味噌編】vol.1
#やまがたのラーメン #ZERO☆23 #ラーメン #山形市
ここが魅力 POINT |
1. 世界最高峰の研削技術を持つグローバルニッチトップ企業。 2. 弛まざる研究と開発で医療など新分野にも挑戦。 3. ライフワークバランスを重視したものづくり環境。 |
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FAX: 023-688-7115
〒990-2303 山形市蔵王上野578-2
主な 事業内容 | 専用工作機械(心なし研削盤、内面研削盤)、並びにその周辺装置の開発、設計、製造、販売及びメンテナンス、医療機器の製造・販売 |
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設立 | 1961年10月 |
代表者 | 代表取締役 榊原 憲二 |
資本金 | 6億5,137万円 |
社員数 | 221名(男192名/女29名) |
初任給 | 大学院卒 226,000円(技術職)、大卒 211,000円(技術職)、短大・高専・専門卒 183,000円(技術職)、高卒 162,000円(技術職) |
休日休暇 | 年間117日、週休2日制、GW、お盆、年末年始休み |
福利厚生 | 各種社会保険完備、退職金制度、確定拠出企業年金、社員持株制度、るいとう、家賃補助(遠隔地出身若年者)、慶弔等特別休暇、育児休業、介護休業、子の看護休暇、育児短時間勤務制度 |
TEL: 023-688-8112
ミクロン精密は、「真円」加工を高精度・高効率で行う工作機械を開発・製造・販売しています。なかでも主力製品の一つ、部品の外周を真円に加工する「心なし研削盤(センタレスグラインダ)」においては国内シェア4割を占め、部品の内面を真円に加工する「内面研削盤(インターナルグラインダ)」はエンジン部品などを加工するメーカーに数多く採用されています。前身の中川精機製造株式会社から社名を変更し、蔵王上野に本社を構え50有余年。現在では国内に5カ所(県内3カ所)、アメリカ、タイに拠点を持ちます。「機械づくりは人づくりです。リーマンショックによる世界的な不況下でも、コロナ禍で経済活動の大幅な縮小を余儀なくされた時でも私達は、社員を減らすことはしませんでした」。管理部長の遠藤さんは、穏やかに笑いながら胸を張ります。
「ミクロン精密が製造する機械は大量生産する汎用機ではなく、すべてが客先オーダーによる専用機です。お客様のニーズに対応する柔軟な発想力と、研究・開発・テストを繰り返す熱意と誠意が、企業躍進の原動力でした。その精神は今も変わらない」と遠藤さんは話します。「社員数もそれほど多くなかった時代、一人ひとりがオールラウンドプレイヤーである必要がありました。ルールやマニュアルにとらわれず、自由な発想で取り組み、自ら成長していくというマインドは脈々と受け継がれています」。
優れた技術は人柄に努力と知恵を積み重ねて確立され、技術の研鑽を通して人柄もまた醸成されていきます。「単にモノを売るだけではなく、お客様の満足を得ること。当社の製品や技術がお客様の製品となり社会に貢献することが、会社の発展と社員自身の豊かさや夢の実現につながる」と遠藤さん。
同業他社の追随を許さない日々の研鑽と技術革新に取り組むミクロン精密。礎には、社員の健康と生活を守り、相手を優先して考える謙虚さと感謝を持ちうる人としての広がり、成長が不可欠です。経営理念の一番目に「技術と人柄」を掲げ、人を「材」ではなく「財」とする社の真髄がここにあります。
熱く語っていただいた取締役管理部長の遠藤正明さん。
[きさげ加工]金属加工の一種で、工作機械のベッドなど滑り移動を行う金属平面の摩擦抵抗を減らす目的で微小な窪みを付ける加工のこと。ミクロン単位の繊細かつ地道な作業は「匠の技」といわれ、高精度な製品を支えている。
[セル生産方式]1人、または少数の作業者チームで製品の組み立て工程を完成(または検査)まで行う生産方式。ライン生産方式などと比較して、作業者一人が受け持つ範囲が広いのが特徴。
[技能五輪全国大会への挑戦]技能五輪への挑戦は若手社員ならではの特権。訓練、大会を通してメカトロニクスに関する技能を向上させ、将来的には自社の機械の在り方も考えられる人財になることを期待して育成に取り組んでいる。
50年以上前に創業者がこの地に見た夢を現実にし、そして再建時の地元の支援に応えるためにも、蔵王からグローバルな事業展開を行い、山形、日本、世界の産業界発展に寄与していきたいと話す。情熱とアイデアと行動力に溢れた若者たちとともに、その夢を引き継ぐ。
私たちの研削技術、特に、加工品の中心部(芯)を保持せずに真円を削り出す「心なし研削盤」においては「世界一」であると確固たる自負があります。
山形県なら鳥海山、世界ならエベレストが最高峰ですが、自分より高いものがない景色は、その頂上に立ったものにしか見えません。その風景を、ミクロン精密の技術・技能を結集して、見てみましょう!一緒に登りましょう!
私たちの技術から生まれる製品は、世界一のお客様たちから認められ、継続して発注を受けています。ですから、胸を張って世界を極めることができます。世界はとてつもなく広く、面白いのです。当社のものづくりには、山形人の気質として例えられるような真摯で粘り強い姿勢が必要です。
遠方のお客様であっても、私たちは技術と機械と、なによりも社員一人ひとりの人柄を通して、確かな信頼関係で結ばれています。全員参加の経営意識を高めると同時に、将来の資産形成のために、早くから「社員持株制度」も導入してきました。ミクロン精密を世界一にするのは社長でも役員でもありません。みなさんたちなのです。
コロナ禍以降、世界は大きな変貌を遂げました。この3年停滞・規制されてきた様々な活動も徐々に緩和され、経済活動が一気に動き始めた感があります。3年前に当社は60周年を迎えました。その時にできなかった祝賀行事も2022年に行うことが叶い、ようやく節目を飾ることができました。これから私たちの売上を構成する要素も大きく変わっていきます。ニューノーマル(新常態)においても、「チャレンジ・チェンジ」が私たちの基本姿勢です。入学、卒業期にコロナの影響を大きく受けた世代が社会に出るのは世界で初めてのこと。誰も経験したことのない期間を過ごしてきたことを強みに変え、私たちと一緒にチャレンジしていきましょう。
海外のお客様も多いため、国際感覚を養えるよう海外への社員旅行も。
社員の子どもたちを会社に招待する「子ども参観日」は、家族に大好評。
会社からは蔵王スキー場も目と鼻の先。ウィンタースポーツ部では仕事帰りのナイターを満喫。
世界に1台しかない工作機械を作るために、日々学び、経験を積み、一流の技術者として山形で、世界で活躍したいと思っています。
矢萩さんの所属は設計部で、主にセンタレスグラインダの設計を担当しています。
入社のきっかけとなったのは、合同説明会に参加した時のこと。なんとなく地元山形で就職しようと思っていた時に会社のパンフレットを見て面白そうだなと思ったのがはじまり。もともと設計志望で、学校で学んだことが活かせる職場だと感じたのが決め手となりました。
最初に配属されたのは機械の組み立て部門。その後、部品加工部門を経て希望であった設計の仕事に就くことができました。組み立てや、部品加工を経験したことが現在の設計業務に活きていて、自分自身のスキルアップにつながっていると実感しています。手掛けた仕事の中で印象に残るのは、同じ仕様で4台まとめて受注となった機械の設計を担当したこと。1つのミスが4台分のミスにつながってしまうので、試作段階から様々なチェックを行う必要がありました。自らの設計に基づいて組み立てられた機械を動作させ、よりお客様の望む仕様に近づけるためにたくさんの試行錯誤を行いました。その甲斐あって、お客様に満足いただける製品を納入することができました。苦労はしましたが、達成感も得られた仕事でした。
機械は“一品一様”でお客様の要望に合わせた特殊な機械なので、まだまだ学ぶことばかり。先輩にアドバイスをいただきながら、実践を通して機械の知識を身に付けています。今年は現場での実践と併せて、アメリカ研修にも参加する予定。「経験を積み、人間として成長し、後輩への指導もできるようになるのが目標です」。
志望だった設計の仕事ができているということが一番です。扱っているのが特殊な機械なので、設計に配属される前に、組み立てや、部品加工などの工程を経験できたことが今の業務に活きています。
全ての仕事が“一品一様”。お客様のニーズに合わせて設計し、製品として納品する中で課題にぶつかることもありますが、一つひとつ解決しながら世界に1台しかない機械を造り上げていけることにやりがいを感じています。
機械設計のスペシャリストになることです。様々なことを吸収して、成長していきたい。今、自分が先輩たちに支えられているように自分が後輩に指導でき、仕事でも、人間としても頼られるような存在になりたいです。
9:00 | 作業工程チェック
一日の作業内容確認やメールのチェックを行います。納入日程に合わせた作業スケジュール確認は必須。
10:00 | 設計の進捗確認
設計の進捗状況を同僚と共有します。チームで一つの機械を作り上げるため、情報の共有は最重要事項。
13:00 | 先輩との打ち合わせ
自分一人で判断できないときや迷ったときは、先輩に相談しアドバイスを求めます。社員同士の会話が多い職場環境はミクロン精密の魅力。
15:00 | 動作チェック
組立中の機械が、設計通りであるか、組み立てでの不具合はないか入念にチェック。細部にわたり確認を怠りません。
入社後、1年を掛けて、基礎教育が行われます。新入社員は文系も理系も関係なく、例えば機械のネジを締めるということはどういうことか、といった基本的なことから教育をうけます。そのほか、自社製品の理解を深めるため、職種ごとに座学と実践を重ねます。 (制御組立課 佐藤 奏太さん)
第二子を出産後、1年の育休を取得し、最近復帰したばかりです。フレックス勤務や時短勤務制度などが整備されており、復職しやすい環境が整っていると思います。周りにも子育てをしながら働く女性が多く、あれこれ相談でき安心して仕事に取り組むことができます。 (技術課 米野 友花さん)