「世界の人々の健康を守りたい」という信念のもとに生まれたヤクルト。今や、誰もが知るブランドです。このヤクルト商品の販売会社として、庄内エリアを管轄しているのが庄内ヤクルト販売。昭和32年の創業以来、「地域の人々の健康を守る」「地域社会に貢献する」を使命としてさまざまな事業を展開しています。

地域の人々を健康に
感謝の輪を広げていきたい

　ヤクルト本社から商品を仕入れて販売する会社は、庄内ヤクルト販売を含めて全国に103社あり（2024年現在）、いずれも独立採算制のもとに経営を行っています。庄内ヤクルト販売は酒田市に3か所、鶴岡市に2か所の配送拠点を置き、”ヤクルトレディ”を通して庄内一円の企業、個人宅に商品を届けています。また、行政や企業、町内会などから依頼を受け、無料で健康教室や出前授業も行うなど地元に根ざした活動も。年間で160～170回開き、参加者の延べ人数は3000～4000人に上ります。こうしたさまざまな場面で活躍しているのが社員たちです。業務は他にもヤクルトレディの育成・管理、ヤクルト商品による提案営業など多岐に渡ります。求める人材を社長の佐藤和宏さんに尋ねると、「思いやりがあり、他人のために自分ができることを考えられる人。人と関わる仕事なので協調性を重視しています」と話します。そして、「私たちの仕事は”ありがとう”をもらえる仕事です。働くみなさんに生きがいとやりがいを感じてもらえたら」と。ありがとうの輪を広げていくことは、創業以来大切にしてきた庄内ヤクルト販売の思いです。

社員の健康を守るのは健康を売る会社の特権

　たとえば子育てや看護・介護が必要な家族がいたりと、社員によって環境はそれぞれ。庄内ヤクルト販売では、時短勤務や分単位で取得可能な時間単位年休を採用し、本人の状況を考慮した働き方を促進しています。また、リーダーを育てる土壌があるのも大きな特徴です。100種類以上のメニューから選べるヤクルト共通の通信教育を受講することにより、スキルアップを目指すことも。「社員には夢を持ってもらいたい。その夢を叶えるために惜しみなく協力できる会社を育てていくことが私の夢です」と佐藤社長。
　健康を伝える仕事は、社員も健康でなければなりません。庄内ヤクルト販売では健康経営を推進し、9～11月を健康月間と位置付けています。ヤクルト総合検診や食事・ウォーキングなど健康を意識する機会を設け、社内で細やかなフォローを行っています。社屋の階段には、上り下りすることで消費するカロリーの表示が。健康を意識付けする工夫が随所に見られます。
　心身ともに安心して働ける環境で自分の力を最大限に発揮してみませんか。