身体にやさしい、こだわり食材のスペイン料理
El Patio
掲載号:ZERO☆23 2020年4月27日号
初代の落合明さんは栃木県出身。東京の中華料理店で働いていましたが、同僚に誘われて山形市役所向かいにオープンする産業ビルのレストランに勤めることになり、山形にやってきました。「1966(昭和41)年11月に夜行列車で来たことを覚えています。翌年3月にレストランがオープンし、そこで10年以上働きました」と当時を振り返ります。その後、1982(昭和57)年4月に現在の場所に店を構えました。「偶然、うちの五目焼きそばを食べたお客さまに『産業ビルの味だ』と気が付いていただいたこともありました。その方は今でも食べに来てくれます」と明さんは笑って話します。
桃華楼で提供される料理は、具材がギュッと詰まった全長約10センチの餃子や春巻きなどの点心をはじめ、インパクトのある大きさのものも多々。また、豚角煮はスープで煮た後、揚げて焦げ目をつけ、せいろで蒸すなど、手間をかけて調理しているものばかりです。明さんとともに、20代の頃から30年以上厨房に立ち続ける、息子の明博さんは「本格的な中華料理は自宅でつくるのが難しいものが多いです。食べごたえがあり、満足してもらえるよう心がけています」と話します。
地元客はもちろん、山形大学病院のすぐそばという立地から、医師や看護師、医学生らにも長年親しまれてきました。また、お店で接客を担当するアルバイトも歴代、山形大学の学生が勤めているそう。学生のアイデアを取り入れた汁なしの「まぜまぜ担々麺」や、インスタグラム、ツイッターといったSNSの開設など、アルバイトの提案が採用されることもあるのだとか。店員同士も親戚のようにアットホームで、それがお店の明るい雰囲気にも繋がっているようです。若い感性も取り入れながら、これからもお店の味を守り続けます。
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たけのこやピーマンなどのさまざまな食材が入った、鶏肉とカッシュナッツの四川風炒め(小780円・中1,450円)※写真は中 | ボリューミーな豚角煮ごはん(1,030円) |
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具がたっぷりのはるまき(3本540円) | |
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店を切り盛りする落合さん親子。 | |
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テイクアウトOK
※ラーメンやスープ類は除く
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