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1日からのさくらんぼバイト!「デイワーク」を使って農家とマッチング

日々のスキマ時間をうまく活用したい方と、忙しい時期に多くの人手がほしい農家の方をマッチングするサービス「デイワーク」。今回は、デイワークを導入している東根市の果樹園「りんご研究所」の須藤一元さんと、マッチングした鈴木新さんに取材し、生の声を聞いてきました!

「デイワーク」とは?

1日農業バイトアプリ「デイワーク」は、農家さんと求職者を 1日単位でマッチングするサービスです。求職者側は農業をお手伝いするハードルが低くなり、農家さん側も農繁期に人手を確保することができるという、画期的なアプリです。

とは言っても、実際のところはどうなのでしょうか?早速、デイワーク利用者に話を聞いてみましょう。

プロフィール
鈴木新(すずきあらた)さん 
【出身】山形県寒河江市
【長男】26歳【長女】21歳
きっかけは?

デイワークを知ったきっかけは、市報に入ってきたチラシです。アプリで簡単に登録できるので気になったものの、周りでデイワークを使っている人がおらず、近所の人たちに相談してみました。しかし、みなさん気にはなっているもののよくわからないらしく、私が直接、市の窓口に聞きに行きました。市の担当者に丁寧に教えていただいたことで、信用できるアプリだと知り、デイワークに登録しました。

実際に使ってみて

はじめてデイワークを使ったのは昨年の5月中旬です。そのときは、りんご研究所さんの枠が予約でいっぱいで1回しか参加できませんでした。予約の枠が出た時点ですぐに応募しないと埋まってしまうのだと思いました。
昨年はさくらんぼバイトのほかに、デイワーク経由で7月下旬に里芋収穫、今年4月にはラ・フランスの花摘みのアルバイトにも参加しました。里芋収穫は3回のデイワークに参加したあと、3ヶ月ほどの短期アルバイトもさせていただきました。
今年はりんご研究所さんのところで4月下旬からアルバイトに参加しています。昨年1回のみの参加だったにも関わらず、今年参加したら「昨年も参加した方だよね!」とスタッフの方が覚えてくださっていて、それがとても嬉しかったです。

どんな人が参加している?

参加者は、小さいお子さんを持つママさん、16歳から70代の方まで幅広くいらっしゃいます。私が出会った高校生の参加者は、大人顔負けの働きぶりでした。
りんご研究所さんでは、土日はデイワーク経由の参加者が6〜7人いたり、朝もぎの時間である午前5時から7時には4〜5人の参加者がいます。朝もぎの時間から延長して夕方17時まで働いている方もいて、働き方の自由度は高いと思います。

働く環境は?

りんご研究所さんでは、デイワークで参加した方たちを放置せず、農園のスタッフさんたちがしっかりと見ていてくださるところが安心できます。仕事中の声掛けや、休憩の声掛けなどもしてくださいます。
また、初めて参加する方への丁寧な説明や、「まだこの部分が赤くなってないから、もっと赤いさくらんぼを採ってね」という指摘など、だめなところはきちんと注意もしてくださるため、農業初心者も安心して働けます。

りんご研究所 須藤一元さん

次に、デイワークを使ってアルバイト募集をしている「りんご研究所」の須藤一元(すとうかずもと)さんに、農家側目線のお話をお聞きしました。

デイワークを導入したメリットは?

さくらんぼの時期は、どうしても人手が必要になります。自力で人を集めるのは大変なので、デイワークを使って多くのアルバイトを募集できるのは助かります。
また、デイワークは、農業の長期雇用の入り口としても役立ちます。
来年度以降も、デイワークを使ってアルバイトの募集をしていきたいと考えています。

デイワークの注意点や課題
・アルバイトへの丁寧な指導・監督が必要

デイワークからの応募は初心者の方も多く、農園スタッフには一から丁寧に教えるよう伝えています。2年前にデイワークを導入したときから、アルバイトへの徹底した指導を継続していることで、スタッフの教え方もうまくなっています。アルバイトの方に対してスタッフが丁寧に接していることが、農園の雰囲気のよさ、働きやすさに繋がっているのだと思います。

・急なキャンセル

「仕事内容が時給に見合わないから」と今後のアルバイトをキャンセルしてしまう方や、体調不良や急な仕事でのキャンセルもあります。仕方のないことではありますが、農家側もアルバイトの人数に合わせて仕事を準備しているため、そこが難しいところだなと感じています。

・デイワーク利用者にもできる限りの継続を

最近は、以前よりもデイワークに登録する農家が増え、利用者の獲得合戦になってしまっているのが現状です。利用者は、時給が高いところに流れてしまう傾向がありますが、農家にとっては時給の設定に限度があるのも事実です。
また、もちろん初心者の方も大歓迎なのですが、毎日異なる方に一から教えるのはスタッフの負担が大きくなってしまうのも本音です。
なので、今後はこれまで参加してくださった方にいかに定着してもらえるかが大事になってくるのかなと思っています。

取材を終えて

デイワークを使用している求職者と農家さんの声をお聞きしました。気軽に始められるサービスだからこそのメリット、注意点を知ることができたのではないでしょうか?取材を通して、双方がルールや常識を守った上で使うことが大切だと感じました。
毎年多くの人手が必要になる山形県のさくらんぼバイトに、デイワークを使って参加してみてはいかがでしょうか?

記事:大津優花

今回使用したアプリはこちら

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運営元

山形県さくらんぼ労働力確保プロジェクト
(事務局:山形県農林水産部園芸大国推進課 TEL: 023-630-2249)
http://cherry-mammy.nmai.org/


最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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