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寒河江の焼きとりって、鶏肉じゃないの?

掲載号:ヨミウリウェイ 2017年9月号 vol.214

焼きとりといえば使われているのは鶏肉。
しかし寒河江、西村山で「焼きとり」といえば豚肉なんです。
発祥の店さらやと、テイクアウトを可能にしたけやきに話を伺いました。

焼鳥さらや

さらやの親父さんの話

昭和30年に初代が店を構えました。当時は全国的に食用鶏の肥育が進んでおらず、豚をつかった焼きとり(焼きトン)が主流。タン、カシラ、レバー、サガリなどが定番です。ブロイラーが流通するようになり、鶏肉の焼きとりも増えましたが、今でも北海道や九州などに焼きトンがあります。寒河江では市内13店舗で「寒河江やきとり会」を立ち上げています。

上手にやると豚肉はいろんな味が出てくるんだよね。

叔父の後を継いだのが30歳のとき。それから40年以上経ちました。店も建て替えたいんだけど、このままがいいといわれている。隣りに宴会場を建てたとき、「これから肉が小さくなる」ってみんないうから、あえて大きくしたら、それから元にもどせないんだよね(笑)。肉を焼くには炭火を使い、空気穴を開閉し、団扇であおいで火加減を調整します。常連さんとの世間話が何より楽しいね。

焼鳥さらや
寒河江市南町2-2-31
TEL 0237-84-2659
17:00〜深夜 無休
駐車場有※鶏肉の焼きとりもあります
腹肉(さがり)130円、レバー130円、白もつ130円
ぶた足を食べて、やきとりを待つのが、常連さんたちのスタイル。



最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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