掲載号:ヨミウリウェイ 2020年1月10日号
世界的なチョコレートブランドを誕生させたベルギー。
kotonowaの森谷さんにベルギーの文化やチョコレートについて伺いました。
関東地方の洋菓子店ではたらいていた頃に、縁あってベルギーへ渡りました。2007年から2009年までの2年間、チョコレートに向き合った経験がパティシエとしての大きな糧になっています。
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ベルギー北部のアントワープにはチョコレート型を扱う有名店があると聞いて、買いに行きました。 |
休日に出かけた首都ブリュッセル。大広場のグランプラスが印象的でした。 |
ベルギーの菓子職人はケーキはもちろん、チョコレートやパンまであらゆるスイーツをつくります。ボンボンショコラは、中にフィリング(詰め物)が入ったひと口サイズのチョコの総称。製法は大きく分けて「ベルギー式」「フランス式」があって、フランス式は、中身をチョコレートでコーティングする方法。対して、ベルギー式はモールドと呼ばれる「型」にチョコレートを流し、固まってからセンターを詰めてチョコレートでフタをするつくり方。ベルギー式のほうが歴史が古く、形もさまざまで見た目もカラフルなものが多いようです。 | ![]() |
地元の人たちは商店街でパンを買う感覚でチョコレートを買い求める生活が浸透しています。バレンタインの時期に限らず、山形の皆さんにも日常的にチョコレートに親しんでいただけるとうれしいですね。
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kotonowaではハート、丸型など数種類のチョコレート型を使い分け、新鮮なチョコレートと温度管理でボンボンショコラをつくっています。 | DUCOBUがつくったチョコとラズベリージュレのクリスマスケーキ。 |
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ドゥミショコラ ギモーヴ¥160〈税抜〉 ふわふわの食感でメレンゲ不使用でつくるのが、マシュマロとの違い。半分をチョコでコーティングしてあり、コーヒーのお供におすすめ。 |
ボンボンショコラ8個入り ¥1,880〈税抜〉 多彩なフレーバーと宝石のようなビジュアルで、ひと粒200円から購入可能。バレンタインシーズンは売り切れ必至のため、早めの予約がベター。 |
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ベルジュ¥430〈税抜〉 ミルクとスイートの2層のチョコムースを表面につやのあるチョコレートをかけて仕上げました。くるみのヌガーが風味のアクセント。 |
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パティシエ 森谷禎輝さん
山形市出身。関東、ベルギーでの経験を経て3年前にkotonowaをオープン。季節のスイーツはもちろん、ひと粒ずつ手づくりしているボンボンショコラが看板商品。 |
住:山形市旅篭町3-3-41 電:023-609-9344 営:10:00~19:00 休:火曜、月1回水曜、臨時休業あり 駐:有 |
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