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“じいちゃん”の味を兄弟で残していきたい!

柳生食堂|丼と定食

チャーハン 850 yen
祖母が、残ったごはんを炒め、ふわふわの卵焼きをのせてつくった“まかない”から生まれたチャーハン。
味付けは自家製の醤油で。

初代から続く63年の味を、孫たちが受け継ぐ柳生食堂。

開発が進められて街は様変わりしつつも、食堂のある一角はどこか懐かしい温泉場の雰囲気が残っています。兄の涼介さんは製麺と釜を、弟の優作さんが料理全般と出前を担当。「高校2年の時に2代目の親父が亡くなり、店は畳むことになるんだろうなと。でも、ばあちゃんが細々と続けてくれているのを見て『この店をなくしたくない』と思うようになったんです」。父の背中を見て料理人を目指し、中華料理店で修業した優作さんの話から、当時の葛藤が伝わってきます。背中を押してくれたのは「継ぐ店があるのにもったいない。チャンスを生かせ!」という先輩の言葉。さらに「もともと一緒に店をやるもんだと思っていた」という涼介さんの思いを知り、優作さんは兄弟で店をやっていくことを決意しました。

厨房で母親におんぶされていた頃を知るお客さんからは「あの時のちっちゃいのが……」と驚かれることもあるそう。孫の代に替わっても、変わらないのは開店当時からの味。醤油やチャーシューの仕込み方も当時のままです。祖父の味を受け継いでいこうと頑張る兄弟の姿が頼もしく見えました。

創業当時からほとんど変わっていないメニュー。厨房をのぞくと、今田涼介さんと優作さんの兄弟で頑張る微笑ましい姿が。お互いに頼りにしている様子が伝わってきます。二人を応援したいと通ってくれる馴染み客も多いとか。

二人で味を 守っていかないと!

柳生食堂
住/寒河江市元町1-5-9
電/0237-84-2721
営/11:00〜15:00、18:30〜21:00(木・金・土・日曜のみ)
休/水曜
駐/有

最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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