七日町シネマ通りに佇む、自家焙煎の喫茶店
咖啡の店 ルチェ
掲載号:ZERO★23 2022年5月27日号
身近になった韓国料理。その代表といえるのがキムチです。
キムチ製造の会社をつくり、夢を実現していった、韓国出身の阿部梅子(金梅永)さんにお話を伺いました。
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阿部梅子さん ソウル出身。夫と夫の親戚と暮らす。子ども2人は独立。キムチ製造販売、韓国家庭料理店運営、道の駅FF店舗、イベント出店を行う有限会社うめちゃんキムチ本舗の代表取締役。 |
料理が大好きで、公民館での日本語教室の際、ボランティアスタッフと参加者の食事をつくるうち、「自分の店を持ちたい」と思うように。白菜や大根の種などを韓国から取り寄せて栽培。機械を使わず、手づくりでキムチをつくり、1996年にうめちゃんキムチ本舗を創業。販売は屋外に張ったテントで週3回からでした。団体客には試食を用意し、チマチョゴリを着てマイクで話すなど、工夫をすると売り上げが伸びたそうです。
梅子さんと一緒に働いているのは外国からの花嫁たち。「家に閉じこもりがちな彼女たちを、お姑さんが私のところに連れてくるの。私は常にやさしく、その人のいいところを見て、雇うことにしました」と梅子さん。2002年の日韓ワールドカップで韓国が注目され、経営も安定してきました。
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それからは「居酒屋がやりたい」と思えば、空き店舗を提供してもらえたり、「戸沢村の道の駅で商売したい」と思っていたら、「経営の立て直しを手伝って欲しい」と依頼がくるなど、次々に夢が実現していきました。今も彼女のもとには、さまざまな出店依頼が舞い込みます。
梅子さんが26年間やってきて大切だと思うのは、「自分の気持ちを大きく持つこと。そしてすぐに叶わないけれど、夢を持つことは大事」と語ってくれました。
左側/梅ちゃんの白菜キムチ 570円、右側/梅ちゃんのタレ 720円
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豆腐や山菜+ 梅ちゃんのタレ
韓国ではあまり山菜を食べないけれど、あくを抜いたワラビやコシアブラに、そのままかければベストマッチ。冷ややっこも、いつもと違う味になるよ! 鶏肉のから揚げにかければヤンニョムチキンに。天ぷらにかけてもいい。
白米+白菜キムチ+ 梅ちゃんのタレ
お肉、玉ねぎを炒め、キムチ、梅ちゃんのタレ(大さじ1)を入れ、炒める。卵を溶き入れて炒め、最後にゴマを振る。濃い味が好きならチャンジャ(タラの内臓入りキムチ)を使うのもおすすめ。
卵で辛みがまろやか。
ラーメン+白菜キムチ、またはいろんなキムチ
韓国の辛いラーメンは分量通りに水を計ってつくります。ネギとキムチをのせ、最後に卵を溶き入れて出来上がり。キムチをのせると味が濃くなりおいしいです。日本のラーメンでもOK!冷麺にも!
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うめちゃんキムチ 有限会社 うめちゃんキムチ本舗 |
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