昭和32年の創立から今日まで、地域の果物を加工した缶詰製造から始まり、現在は缶詰のみならず、さまざまな要求に合わせた製品に対応しています。本社工場、天童工場2つの製造拠点で生産する製品には、パインサイダーなど、地域に親しまれている製品も多く、地元山形の食文化に貢献し、安全安心な製品を提供し続けています。また、働きやすい環境を作るために、さまざまな福利厚生制度で社員の就労支援を行っています。

「安全で、安心できる
製品の提供」のために

　Quality First〜 品質第一主義を製造のスローガンとし、品質マネジメントシステムISO9001を全社に適用。食品マネジメントシステムFSSC22000を本社工場及び天童工場全体で認証取得し、この2つのマネジメントシステム認証体制で品質の管理を行っています。この品質保証活動への取り組みは業界内でもいち早く行われ、1999年の認証取得から20年以上にわたり運用されています。FSSC22000については各工場の食品安全チームが中心となって製造部門と品質保証部門と技術部門が協力し、運用を行っております。すべては「安心できる製品の提供」および「お客様満足」の永続的な実現をめざしてのものです。

最新の製造設備で
多様化するニーズに対応

　創業当初は地元のフルーツ加工を主に行っていましたが、現在は飲料、レトルトカップ、レトルトパウチ、など日持ちのする加工食品へ主力商品が変わっています。病院や、介護施設で使われる栄養補給ゼリーの需要も高まっており、この市場に対応し、生産体制を増強するために、鉄骨平屋建て、1,563m₂の新工場を2023年7月から稼働しました。様々なニーズへの対応が可能となる試作環境をベースにマーケティングや商品開発も行っています。新工場をはじめ中山、天童の生産拠点で、愛される商品づくりが行われています。

社員の力を
最大限発揮するために

　創立から現在まで様々な挑戦を続けてきた三和缶詰株式会社。外部環境が劇的に変化する昨今においては既成概念にとらわれず、生産性向上のため、これまで以上の品質を担保しながら売上増加やコスト削減により経営基盤の強化を図っています。
　この挑戦は社員の力に支えられて継続可能となり、そのために社員の皆さんが「明るく、楽しく、元気よく」働ける環境づくりを推進しています。また、社員のチャレンジを応援するために、業務に必要とする資格の取得については全額会社負担としています。
　互助会では医療費の補助や、生活習慣病予防の検診などを実施し、社員の健康を守っています。万が一の入院や、長期の通院となっても特別休暇を利用して長期休暇が取れるなど、社員のやる気や健康を応援し、「明るく、楽しく、元気よく」働ける環境づくりのサポートも充実させています。

「製造現場で円滑なコミュニケーションが取れる人、前向きにチャレンジできる人を求めています。」と語る香月社長。

外部から講師を招いて行った管理職研修。

本社第六工場に配備されたパウチ製品アンローダー。