地元民が選ぶ山形県ラーメン人気店【30選】ランキング付き
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掲載号:ヨミウリウェイ 2019年6月10日号
昔からあった、自然との暮らし。
その智恵をひきつぎ、山のものを暮らしの中へ。
しっかり編まれているけれど、全体的に丸みを帯びたフォルム。どんなシーンにもしっくりきます。
印象に残る三つ編みの山葡萄バッグ
鳥海山のふもとで育ったという齋藤かおるさん。山葡萄という素材を選んだのは、幼少期の環境で慣れ親しんでいたこともあり「ごく自然なこと」と言います。
職人を志したのは25年前のこと。素材の採取は梯子をかついで山へ登ったり、沢を渡ったりしながら山葡萄の皮をはぐ作業。ときには「こんな若い女の子が!」と驚かれることもありました。
かおるさんが手がけるのは、細やかに織り込む三つ編みのバッグ。仕上がるのは1か月に1つだけで、日差しを浴びると繊細な模様が浮かび上がります。修理しながら親から子へと継ぎ、三代使われると言われる山葡萄のかご。「形見として持ってくれるなら、娘が気に入ったバッグを」とアトリエを訪れる母娘もいるそうです。
齋藤かおるさん。山葡萄の皮をはぐことができるのは、栗の花が咲く時期。1年のうちで10日から2週間くらいのわずかなときだけ。 | アトリエのマスコットキャット「ぶんど」。人懐っこく愛嬌たっぷり。 |
遊び心を感じる今年の新作。 | |
内側のリネンは山葡萄の端材で染めたもの。余すことなく使います。 |
出荷を待つ山葡萄のバッグ。これほどの数が並ぶ店は他にありません。
使うほどに艶やかに美しく、あこがれの山葡萄
山葡萄は一度採取すると、再び育つまでに30年かかるという貴重な素材。材料が手に入らず、名だたる名人でも、作り続けることが難しくなっています。
工芸品のお鷹ぽっぽ制作に携わる戸田寒風さんは、吾妻山系に自生する木々に詳しく、山葡萄を入手することができる稀有な存在です。6月のほとんどを山葡萄の採取に費やします。それを24人の職人と共に、さまざまな編み方でバッグにしています。棚にズラリと並んでいますが、ほとんどが関東の有名百貨店での催事への出品が決まっているそうです。
使うほどに艶が出て味わい深い風情になることから、「美しく育てるバッグ」ともいわれます。自分好みのデザインとサイズが欲しいなら、時間がかかってもぜひご予約を。
大きいものでは40mにも生長する山葡萄。ハシゴに登り、木に巻き付いたものをはぎとり、皮を剥ぎます。 | 一度乾燥させてから、クセなどを直し、同じ厚さと幅にして、ひごをつくります。 |
花結びの手さげ、菱形網代編みの手さげ。修理をすれば親子、孫の3代で持ち続けられる品物。 | 木型などの専用の道具を使ってそれぞれに編んでいきます。 |
戸田寒風さん。 |
一生物、一つは持って置きたい−−そんなふうに語られるかごバッグは
ほかの鞄とは少し違う、クローゼットの特別な存在。
ウェイスタッフの私物とエピソードを少しだけ公開しちゃいます。
営業・佐藤明美の場合 仕事で地域の特産物に触れ合う機会が多かった夫が、結婚前のプレゼントに。30年前の6月の誕生日に山ぶどうのバッグを贈ってくれました。涼やかで透かしたような編み方なので、デニムやサマードレスにもぴったり。結構荒っぽく使ってるとは思うんですが、全然壊れないし、使うほどに味が出てくるなと思っています。 |
編集・藤澤基子の場合
年配の方たちが持っているかごのバッグ。古くなれば皮のような輝きが出てくるというし、「何気なく使っている」のがカッコ良くて、憧れていました。 |
編集・岡﨑彩の場合
母が地域の職人さんにお願いして作ってもらった山葡萄のバッグ。使うごとにツヤが出て、心なしか色合いも深くなってきた気がします。 |
最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。
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