おいしい料理をつくるために近道はなし。楽をしては、できない…
中華料理 池上苑
掲載号:ヨミウリウェイ 2020年2月10日号
スマホやPCが全盛のいま、「手書き」のよさ、味わい、おもしろさに目覚める方が増えています。若い女性のあいだでは、InstagramなどのSNSに「#万年筆」「#インク沼」などをつけて自筆の文字やイラストを公開して、万年筆の魅力を共有する楽しみ方も広がっているよう。「高い=いい」ではなく、低価格で書き味のよい商品も揃っています。
百聞は一“持”に如かず。ネットより店頭で実物を見て、さわってみること。1本数千円もする万年筆はもちろん、安価な使いきりタイプも、できれば試し書きをして自分に合うかを見極めてみましょう。安いからダメ、軽いから書きやすいとは限りません。持ってみて、しっくりなじむものを選ぶと、長く付き合える1本に出会えますよ。
ペン先の太さはEF(極細)、F(細字)、M(中)、B(太)までさまざま。
実際に書いてみると万年筆の楽しさがわかりますよ。数百円から1万円以上のものまで試筆用を豊富に用意しています。
八文字屋オリジナル 樹氷アメジスト万年筆 29,500円(税別) | 八文字屋オリジナルインク 「くらげアクアリウム」 50mL2,000円(税別) |
八文字屋2階には300種類を超える ボトルインクがずらり。
インク選びは万年筆を楽しむ醍醐味。黒や青などの定番色だけでなく、最近は繊細な色合いのインクが増え、メーカーによって色や粘度が微妙に異なります。
キャップと本体をカスタマイズできる「FONTE」 本体600円(税別)、キャップ250円(税別)、 インクカートリッジ300円(税別)〜
万年筆初心者の方にも手を伸ばしやすい、使いきりタイプなら1本300円台から。ボールペン並みの価格で、書き味はしっかり万年筆。プチプラでも優秀です。
インクの試し書きをしてみよう。
近年は店舗オリジナルの商品や期間限定品も全国的に増えており、コレクター心に火がつくのは万年筆好きなら共感できるはず。「沼」と表現されるように興味が尽きません。
書きはじめと終わりのグラデーションなど、筆跡の表情も万年筆ならでは。書いた瞬間と、乾いてからの色あいに変化が出るインクもあります。
太いペン先で書くと色の濃淡が 出やすくなります。
八文字屋 本店 TEL/023-622-2150 住/山形市本町2-4-11 営/10:00~19:00 休/無休 駐/購入金額により最大2時間サービス |
2階の文具コーナーには国内外さまざまなメーカーの万年筆が並び、 県内随一の品揃え。八文字屋オリジナルのインクは全3種類。
最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。