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2026年6月7日(日)、11年ぶりに全日本プロレスが山形ビッグウイングへ帰ってきます! インタビューに応えてくれたのは、三冠へビー級王者の宮原健斗選手。久々となる山形大会への思いはもちろん、盛り上がりを見せる今の全日本プロレス、YouTubeで見せる自然体な一面、そして初めて観戦する人に知ってほしいプロレスの魅力まで、たっぷりと語ってもらいました。
―山形市で11年ぶりとなる全日本プロレスの大会が開催されます。2023年の山辺大会、2024年の鶴岡大会など、これまで山形県内では大会がありましたが、山形ビッグウイングに帰ってくるのはかなり久々ですね。
11年も間隔が空くことってなかなかないので、僕自身も山形大会をすごく楽しみにしています。それに11年前から全日本プロレスにずっといる選手って、今はもうかなり少ないですからね。
―2015年の大会を調べたんです。山形ビッグウイングで4月にチャンピオン・カーニバル、11月に世界最強タッグリーグを開催していました。当時の世界最強タッグでは、宮原選手は諏訪魔選手と組んでいました。今だったら考えられない組み合わせですね。
あのときか、世界最強タッグで優勝したときだ。
―2015年と現在では、宮原選手の立ち位置もかなり変わったんじゃないでしょうか?
山形市での全日本プロレスは11年前で止まっているんですね。当時、僕はまだ三冠チャンピオンにはなっていませんでしたから。その後、三冠チャンピオンとして10年くらい全国を回りながら全日本プロレスを耕してきた感覚があるので、今回は山形でまた新しく耕し始めるみたいなワクワク感がありますね。
―当時観ていたファンも今回の山形大会にいらっしゃるかもしれませんね。
そういう方たちに、今の全日本プロレスを見せたいですね。昔からのファンも、最近のファンも楽しめる空間にできれば一番いいですね。
―まさに幅広い世代のファンが一緒になって盛り上がったのが、5月17日に行われた東京・大田区でのチャンピオン・カーニバル優勝決定戦ですね。
そうですね。観客動員が3055人でした。
―今の全日本プロレスの勢いをすごく感じました。
日本全国でかなり盛り上がっていて、それは今の全日本プロレスの勢いとか熱が、ちゃんと広がっているんだなっていう感じを受けましたね。
―以前、宮原選手に取材したのは2019年12月でした。当時と比べると、会場の熱量や全日本プロレスの景色もだいぶ変わりました。
やっぱりスター選手が増えたっていうのが一番大きいですね。あと、ジュニアのかっこいい選手が増えたのも、女性ファンに刺さっているのかなって。
―以前から女性ファンやお子さんのファンはいらっしゃいましたが、ここ数年でさらに増えましたよね。
宮原:ファンクラブの女性会員もかなり多くなりました。ここ1〜2年ですかね。
―きっかけがあるんですか?
全日本プロレスが「デカくて、強くて、かっこいい」というのを明確に打ち出したのがちょうど1〜2年前なんですよね。全日本プロレスでしか見られないものを提供できているんじゃないかなと思います。
―若い世代の選手もそうですし、今年初めには潮﨑豪選手が再入団されたりして、個性や世代がぶつかり合っている印象があります。
潮﨑選手が戻ってきたっていうことで、彼もスター選手でキャリアも長いんですけど、単純な世代闘争というより、みんな我が強いというか。それぞれが主役を奪い合ってる感じがあります。潮﨑選手も年齢を感じさせないですし、かっこよさもありますし。だから単純に世代で分けられないところが、今の全日本プロレスの特徴かもしれないですね。
―いろんな選手が台頭している状況は、宮原選手にとっても刺激になっていますか?
やっぱり闘う相手がいっぱいいるからこそ、プロレスは面白くなるので。ライバルがたくさんいることはいいことだなと思いますね。
―そんな大田区大会の凄まじい熱気を携えて開催される山形大会ですが、対戦カードも大注目です。宮原選手は井上凌選手とタッグを組んで、ザイオン選手・芦野祥太郎選手と闘います。
これはもう入場対決ですね。
―確かに、そうですね。
お互い入場に魅力があるチーム同士なので。ファンのみなさんには、入場から思いっきり叫んで楽しんでいただきたいですね。それぞれの入場が3分くらいあるので、疲れそうですけど(笑)。これは魅力的なカードです。
―ほかに注目のカードはありますか?
宮原:山形で6人タッグのタイトルマッチがありますね。
―全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合ですね。先ほど話に出た大田区大会で、諏訪魔選手と本田竜輝選手が激しくやり合っていました。
そういう意味で、11年前を知っている方にとっては、当時の全日本プロレスの中心選手だった諏訪魔も出ますし、今の若い選手たちの活躍も見られるので、全世代が楽しめる大会になると思います。
―宮原選手といえば、入場から試合後のマイクまで含めて、プロレスファンを楽しませてくれます。普段から大切にしていることってありますか?
もう、全力って感じですね。エネルギーを残さない。どんな試合であろうが、タッグでも6人タッグでも、自分にあるエネルギーを全部使い切るのは意識してるというか、それしかできないみたいなところがありますね。0か100かみたいな。
―ちなみに0のときはどういうときですか?
寝てるときじゃないですか(笑)。会場に入っちゃえば、もう100っていう感じで。80とかはないですね。
―その100を見せてくれるから、入場の「健斗コール」もあれだけ盛り上がり、会場が一つになるんですね。
ありがたいですよね、本当に。山形市で大会をやっていた11年前は、健斗コールはまだなかったんですよ。僕が三冠ベルトを初めて獲った2016年もやっていなくて、今みたいにやり出したのは2018年くらいからなので。2015年の山形大会を観ていた方々にも、今の僕をぜひ生で体感してほしいです。
―プロレスを観たことがない方に、プロレスの魅力を伝えるとしたら?
いつも言ってるんですけど、ディズニーランドに行くような感覚とプロレスは近いと僕は思っていて。だから、ルールを知らなくても、会場に来ちゃいさえすれば楽しめるんですよ。
―興味を持ったら、まずは一度行ってみるということですね。確かにプロレスはルールを知らなくても楽しめます。ただプロレスに対して「怖そう」「痛そう」というイメージを持っている方もいますよね。
「痛そうだからダメなんです」っていう人たちに、どうやって来てもらうかっていうのは課題ではありますね。だって、痛いのはもう……実際に痛いじゃないですか(笑)。でも、来てさえくれれば絶対に好きになってもらえる自信はあるので。だから日々のいろんなプロモーションの仕方で、何か引っかかればうれしいですよね。
―初めてプロレスを観る方には、宮原選手のどんなところに注目してほしいですか?
まずはやっぱり、僕の入場ですね。初めて観る方にも僕のプロレスはすごくわかりやすいと思います。試合中もとにかくガチャガチャしているし、動き回っているので、そこを観ていただきたいですね。あとは日常の中で思いっきり声を出したり、叫んだりすることって大人になると少ないじゃないですか。プロレス会場はそれが思いっきりできる場所ですし、とくに僕の入場は体の底から「健斗! 健斗!」って思いっきり叫ぶことができる。日頃のストレスを発散できると思います。会場によっては、お客さんが声を出すのを恥ずかしがることもあるので、そこは僕が思いっきり弾けちゃえば、お客さんも声を出しやすい空間になると思ってやっています。
―宮原選手はYouTubeチャンネルもやっていらっしゃいます。いつ頃から始められたんですか?
2年前くらいですかね。
―2年前というと、YouTubeを始める時期としては、決して早くはないですよね。
そもそも僕は「YouTubeはやらないでおこう」みたいなタイプだったんですよ。でも縁があって、素晴らしい人と出会ってやることになって。
―リング上とはまた違った自然体な一面が見られますね。
そうなんです。だから、そこを出すのが正直怖かった部分がありましたし、スーパースターと言っている以上は、そういう素を見せるのはいかがなものかっていう考え方はあったんですけど。でも、いざYouTubeを始めたことによって「全部なんでもやっちゃおう!」みたいな感じの気持ちにはなりましたね(笑)。
―宮原選手により親しみを覚えたファンも多いと思います。
僕らレスラーって、試合中とバックステージ、インタビュー、会見ぐらいしか表現する場所がないじゃないですか。だからYouTubeを始めるときに、「プロレス以外の違う部分を見せましょう」ってところからスタートしたんです。
―ファンはもちろん、プロレスをまだ知らない方へ届けるという意味でも、YouTubeの存在は大きいですよね。
そうですね。YouTubeは移動中でも見られるじゃないですか。そういう意味では、存在を身近に感じてもらえるし、何か新しいチャンスがあるかもしれないっていうのは常に思っています。
―今日は山形にいらっしゃって、何か召し上がりましたか?
冷たい肉そばを食べました。
―山形では、冬でも冷たい肉そばを食べる人が多いんです。お肉は親鳥を使っていて、コリコリとした食感も特徴なんですよ。
僕は好きでしたね、独特の歯ごたえがあって。
―ちなみにゲソ天も一緒に食べられましたか?
肉そば単品でいっちゃいましたね。そういえば周りの人たちは食べていました。
―山形県民にとっては、肉そばとゲソ天の組み合わせは定番なんです。
だから、みんな天ぷら食べてたんだ。だいたいセットで食べるんですね。
―宮原選手のYouTubeではラーメンの動画も上げていらっしゃいますよね。山形市はラーメンの消費額日本一で、ラーメン屋さん以外のおそば屋さんや食堂でもラーメンを提供しているところが多いんですよ。機会があったら山形のラーメンも、一度召し上がっていただきたいです。
そうなんですね、勉強になるなあ。僕のYouTubeでは月1くらいでラーメン屋に行っていて、いろんな味にチャレンジしています。山形のみなさん、宮原健斗のYouTube、ぜひチャンネル登録してください!
―最後に、11年ぶりとなる山形大会を楽しみにしている方々にメッセージをお願いします。
全日本プロレスは、「デカくて、強くて、かっこいい」選手がたくさんいます。初めて見る方にもわかりやすいプロレスだと思うので、ぜひたくさんの方に来ていただけたらうれしいです。まずは会場で、思いっきり叫んでほしいですね。

宮原健斗
PROFILE/みやはら けんと。1989年2月27日、福岡県福岡市出身。身長186cm、体重105kg。2008年2月11日、東京・後楽園ホールでデビュー。2014年1月に全日本プロレス所属となり、2016年2月には史上最年少で三冠ヘビー級王座を獲得した。以来、団体の“最高男”として全日本プロレスを牽引。現在、第76代三冠ヘビー級王者に君臨している。入場時の爆発的な「健斗コール」や試合後のマイクパフォーマンスでも高い人気を誇り、近年はYouTubeチャンネルでの親しみやすい発信でも新たなファン層を拡大中。
【公式SNS】
X:https://x.com/KentoMiyahara
Instagram:Instagram@kento_miyahara
YouTube:https://www.youtube.com/@miyahara_tube
最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。
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