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時代と、お客さんとともに
歩んできたヒストリー

パンとケーキの店 モントレーふくや パントケーキノミセ モントレーフクヤ

掲載号:ZERO☆23 2019月2月27日号

パンづくりが始まるのは午前5時。息子である4代目の享平さんと一緒に厨房に立ち、手際よく次々とパンを焼き上げていきます。サンドイッチ類やスイーツ系パンを仕上げているのは奥様と娘さん。黙々とした仕事のなかで受け継がれて いく味と技術があります。

「昔の人より舌が贅沢になっているので、生地の配合や味付けは少しずつ変えています。変わっていないように見えて、中身は今のお客様に対応している部分がありますね」という清水さん。種類豊富なパンの中から「今食べたいもの」を選べる楽しさがあります。

ハムローズ 190円
ふわふわのパンに包まれてバラの花弁のように広がったロースハムと、たっぷりのって溶け出したチーズが食欲をそそります。

古くから温泉場として栄え、羽州街道を往来する旅人で賑わい発展してきた上山市中心街。「モントレーふくや」の前身となる「福屋和菓子店」が創業したのは、温泉街が近代的に整備され、市街地の人口が増えはじめる大正10年のこと。そして昭和13年に和菓子職人だった初代が、当時はまだ珍しかったパン製造を開始し、人気を博しました。それから実に81年間、親子4代にわたりパンをつくり続け、現在も多くの人々に愛されています。
「うちは本当にいろいろやってきたんですよ。レストランや蕎麦屋、喫茶店なんかもね。昔はコーヒー豆なんてないから、枝豆を焙煎したりしていたようですよ」と懐かしそうに語るのは、3代目の清水慎悦さん。父である2代目が始めた洋菓子を引き継ぎ東京で修行後、25歳で帰郷。祖父とともにパンづくりをしていた職人の存在もあり、27歳の時にパンをメインにした「モントレーふくや」を開店しました。
現在ある120種類のラインナップは、昔ながらの製法のものから酵母にこだわったハード系、デニッシュ、スイーツなどバラエティ豊か。選ぶのが楽しい飽きのこない店であるために、よい味は残しつつ新しいものにもどんどん挑戦しているのだそう。「老舗といわれる店はどこも、時代の流れの中で困難を乗り越えながら、お客様の〝おいしい〟 という声を励みにして続けてきていると思います。そういう強い気持ちやアイデアに、お客様はついてくれるんじゃないでしょうか」。老舗パン屋さんの長い歴史には、おいしいパンを提供するという信念とお客さんの味覚に寄り添い続けるしなやかさが刻み込まれています。

住所〒999-3144 上山市石崎1-2-41(いしざきA1)
電話番号0236723915
営業時間9:00~18:30
定休日日曜、祝日の月曜
駐車場有(約30台)

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