地元民が選ぶ山形県ラーメン人気店【30選】ランキング付き
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掲載号:ZERO☆23 2020年4月27日号
「中国の地名が由来なのに、店を出したばかりの頃は”競輪 “と間違われて、『ギャンブル好きなのか?』と聞かれたこともあります」と笑って当時を振り返るのは、「中国料理 桂林」の初代・蜂谷重明さん。「山形五十番飯店」などで中華料理を学んだ後、1984(昭和59)年8月に独立しました。オープン当初は、現在も接客を担当する奥さまの弘子さんと二人三脚。周辺の会社や家庭からの出前も多く、忙しい日々だったそうです。「36年あっという間だった」と重明さんは目を細めます。
家族や友人同士での会食、サラリーマンの一人ランチはもちろん、宴会やデートなどさまざまなシーンで利用されてきました。「お客さんの中には、桂林でお見合いをして結婚した方もいるんですよ」と弘子さん。結婚後も、子どもと一緒に食べに来てくれていたそうですが、最近ではお孫さんを連れてくるようになったのだとか。「ほかにも山形大学に通っていた県外の方が、地元に帰り就職した後も、一年に何度か食べに来てくれたりもします。本当にうれしいですね」と笑顔を見せます。
11年前からは、東京のホテルや県内の結婚式場で修行を積んだ息子の修一さんも厨房に入るように。「はじめは”なにげなく “中華の道に入った」という修一さんですが、働いているうちに中華料理に魅せられ、店を継ぐために戻ってきました。夏場の看板メニュー「冷し担々麺」や、エバミルクと呼ばれる無糖練乳を使い香りよく仕上げた「杏仁豆腐」などは修一さんが考案。2017(平成29)年からは社長に就任しました。「30年以上守り続けてきた先代の味を大切にしながら、新しい料理にも挑戦していきたいです」と修一さん。親から子へ。店を愛するお客さんも料理人も、時代の流れとともに移り変わり、進化を続けます。
オープン前日の桂林の写真も。今では見られない懐かしい看板。 | |
約10種類の香辛料を使った四川麻婆豆腐(1,155円) | 表面をカリッと、中はやわらかに焼かれた中華麺に餡をたっぷりかけた五目やきそば(825円) |
2代目考案の杏仁豆腐(418円) | |
テイクアウトOK
※4/29~当面の間、メニューを限定しテイクアウトのみの短縮営業を予定
最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。
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