地元民が選ぶ山形県ラーメン人気店【30選】ランキング付き
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掲載号:ヨミウリウェイ 2019年11月10日号
東根市で開催された「最上川舟唄全国大会」の会場に集まっていたのは、司グッズを手にした女性ファン。彼女たちが熱い視線を送るのは、ビジュアル系演歌歌手の最上川司さん(以下/司さん)。 妖艶な姿 にちょっと近寄りがたい と思いきや、握手しながら一人ひとりに話しかける姿はとても気さくな好青年。山形訛りもファンとの距離を縮めているようにさえ感じます。演歌歌手として、ロックバンド「THE MICRO HEAD 4N’S(マイクロヘッドフォンズ)」のドラマーとして、二刀流の活躍を続ける司さんから、今、目が離せません
3歳頃に歌っていたのは『北国の春』。「演歌を歌うようになったのは、父親の影響。カラオケ大会に出まくっていた父と一緒に、小さい時から歌の大会に出場していました」。目立ちたがり屋だったかと言えばそうではなく、シャイな子ども。周りの大人から褒めてもらえることが嬉しく、歌うことは自分を表現する手段だったのです。高校1年生で友達とロックバンドを結成。X JAPANのYoshikiに憧れて始めたドラムにのめり込んでいきます。高校卒業後は県内に就職するも音楽の夢を諦めきれず、愛読書だった音楽系の雑誌「BAND やろうぜ」でバンドを組んでくれる人を募集。それがきっかけで知り合ったボーカルのHIZUMIさんと一緒に上京し、ロックバンドのメンバーとして活動を始めます。「でも、数年後にHIZUMIさんが喉を壊してしまい、やむなく解散することになったんです」。将来の目標を失いかけていたその頃、蘇ってきたのは演歌歌手になりたかった幼かった自分。演歌を歌いたくても何から始めたらいいのか一人模索しつつ、届きそうもない夢を追いかける日々が続きました。
その後、現在、所属しているロックバンドへの加入が決まり、ドラマーとしてリスタートします。それでも心の片隅にあったのは演歌歌手への憧れ。ある日、バンドリーダーで事務所社長のkazuyaさんに演歌歌手を目指していたことを打ち明けると、「バンドと並行してやってみたら?」と。こうして演歌歌手への道が開かれたのです。
「何年経っても地元の夢をみるんです(笑)」挫折しそうになったときに励ましてくれたのは、母の言葉や河北町での思い出でした。デビュー曲の「まつぽいよ」のように、歌詞を作っていると無意識に出てくるのは山形弁。「東京で暮らしながらも、常に 持ち歩いているのは山形という誇りです」と司さん。
昨年11月には劇団美山へ楽曲提供も。初めて知る大衆演劇の世界に学ぶことも多く、司さんにとって新境地を拓く契機になったそう。目標は紅白出場。演歌歌手「最上川司」として、ロックバンドの「TSUKASA」として挑戦し続ける原動力は、昔も今もふるさとへの思いです。
ファンの黄色い声援にこたえながら歌いあげる司さん。 | 5歳の時出場したカラオケ大会で見事受賞。 | |
ダークな世界観で魅了する、ドラマーの TSUKASA。 | これまで発売したCDと、司グッズの数々。 | 待望のファンクラブが10月に発足。情報を随時発信していく予定。 |
最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。
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