実母と一緒にお店をオープン。初めての起業と子育てに奮闘しているママをご紹介します。

あるママの一日

掲載号：mamaid 2020年8月15日号

• あるママの一日mamaid東根市

実母の夢を叶えるために一念発起

高専で電子工学を学び、卒業後は東京の医療機器メーカーでシステムエンジニアとして働いていたかほ理さん。やりがいもあった分ストレスも多く、同じ仕事を一生続けるべきか悩んでいたそう。同時に実母も、「食の力で地域を元気にしたい」と農業の傍ら加工業を営みながら、いつかは店舗を構えたいという夢を10年以上温め続けていたとのこと。そこで、実母の夢を叶えるべく一念発起。2017年春にUターンし、半年の準備期間を経て、11月に「農haco」をオープンさせました。仕事は母と分業。かほ理さんは店舗運営を担っています。
　仕事のやりがいを尋ねてみると、「母がこれまで築いてきた地元のお客さんとの信頼関係を大切にしながら、私自身これまでの知識も活かして、新しいお客さんとの出会いを楽しんでいます」と充実した笑顔で話してくれました。「いつか自分で作った器で食事を楽しんでほしい」と、お店を軸にした活動が広がる日を夢見て、日々仕事に取り組んでいます。

ママたちが安心して通える場所にしたい

お店のオープンがきっかけとなりご主人と出会い、昨年11月に娘の楓ちゃんが誕生。今は一緒に出勤し、日中はお店で子育てもしています。「生後4ヵ月の頃から仕事場に連れて来ているので、我慢させていることも多いだろうし、2人だけで過ごす時間を作るべきか悩む時もあります」と子育てと仕事のバランスに戸惑う時も。ただ、楓ちゃんを見て思わず笑顔になってしまうお客さんを目にすると、たくさんの人たちと一緒に子育てをしているような気分になり、悩みも軽くなるのだそう。「おかげで初めての子育ての割には大らかな気持ちで毎日を過ごせています」と笑います。
　先日、妊娠中から通って頂いていたお客さんが、「お出かけデビューはここと決めていたから」と2ヵ月のお子さんと遊びに来てくれたことを嬉しそうに話してくれたかほ理さん。「ママたちが安心して立ち寄れる場所、そして一緒に子育ての時間を楽しめたらいいなと思っているので、お店に立ち寄った際は気軽に声をかけてくださいね」

ママ技

水に漬けるだけでOK！モチモチ食感の時短パスタ
パスタを水に漬けておくだけで、ボリュームたっぷりの本格モチモチパスタの出来上がり。
茹で時間もぐっと短縮されるから、忙しいママにピッタリ！

＜材料＞2～3人分

・乾麺パスタ 2〜3人分
・水 500㏄
・お好みのパスタソース

＜作り方＞

・パスタ全体が入る容器にパスタを入れて、水を入れる。
・常温で3時間から半日漬けておく（暑い時期は冷蔵庫に保存）。麺が白っぽくなるが問題なし。
・パスタを茹でる。茹で時間は1〜4分が目安。硬めが好きな場合は1〜2分、柔らかめが好きな場合は3〜4分茹でる。途中、麺を取り出し茹で時間を調整する。
・お好みのパスタソースをかけて完成。（写真は手作りのミートソース。夏野菜の茄子も投入してボリュームアップ）

＜ポイント＞

・パスタは太い方が比較的モチモチに仕上がります。
・パスタメーカーにより上手くできる場合とできない場合があるのでご注意ください。
・マカロニ等にも応用可能です。

【後記】

ママの趣味はものづくり。店内にさりげなく飾ってある陶器は、陶芸教室に通ってコツコツと作ったものなんですって。天井から吊るされたドライフラワーのアレンジメントも、もちろん手作り。楓ちゃんの笑顔と、センスが光る居心地の良い空間に癒されました♡

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最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。