GOURMET たべる

お店で食べる欧風カレーといえば、ビーフカレー。米沢牛と庄内牛、それぞれの奥行きある旨みとコクを堪能しよう。

カレー5番勝負④ 牛カレー

掲載号:ZERO☆23 2020年9月27日号

スパイスキッチン 成ス

肉の甘みを引き出した、とろとろ米沢牛。後味に心地よい辛み

米沢牛のとろけるカレー
小盛 650yen. 普通盛 750yen. 大盛 850yen. メガ盛 1,250yen.
米は自ら育てたもの。そこに置賜の秘伝豆、川西の紅大豆、大麦、粟を入れた雑穀米にして提供されています。

山形なら食材づくりから飲食に関われると、昨年店をオープンさせたオーナーの那須さん。「米沢牛は、輸入牛やほかの国産牛と比べ、甘み・旨みが違う」そうで、丁寧にカットし、洗って炊き、茹でこぼし、臭みをとって旨みを閉じ込めます。カレーは最初、甘く感じるのに、食べ進めるうちに辛みがプチ爆発! スパイスを入れるタイミングを数回に分けることにより、那須さんのカレーの理想形をつくりあげました。トッピングが20種類以上あり、カスタマイズも楽しめます。

POINT!
自家栽培の米&野菜。オーナーシェフの那須さんは4ヘクタールの田圃で稲作を行っています。品種ははえぬき、雪若丸。玉ねぎ、ニンニク、トマトも栽培。 数種類のスパイスをブレンド。それをつくり始めや、仕上げなど、数回に分けて加えることで、カレーに甘みと酸味を演出しています。
スパイスキッチン 成ス

住/南陽市三間通107-3
電/090-6670-9930
営/11:00~14:30(L.O.14:00)、17:30~21:00(L.O.20:30)
休/不定休
駐/有

 

SLOW JAM

庄内牛をコトコトじっくり、口の中でホロホロに

庄内牛ビーフカレー 1,200yen.
※18:00以降は1,320yen.
小麦粉は使わず、飴色になるまでオーブンでじっくりと焼いた玉ねぎをはじめとした野菜や果物のペーストがベースになっています。

フォーラム山形隣のカフェでいただけるひと皿です。脂身が少なめで、さっぱりとした味わいが印象的な庄内牛を使用。ほどけるような食感になるまで煮込まれた庄内牛を、小麦粉を使わずにつくられた滋味深いルーで味わいます。季節の野菜を使い漬け込んだ自家製のアチャール(インドの漬物)が、ターメリックと紅花で炊き込んだバターライスの上にたっぷりと。全て混ぜて食べ進めるのがおすすめです。カレーには、季節ごとに変わるものと2種類あり、あいがけもできます。

POINT!
味に深みを出すために、ダークチョコレートやカシューナッツ、バナナを加えています。バナナはとろみ付けにもなっているそう。 オスの乳牛を選抜して育成した「庄内牛」のスネ肉を使用。スジと身の部分を切り分けて下ごしらえし、それぞれのよさを引き立てます。
SLOW JAM/スロージャム

住/山形市香澄町2-8-1-1F
電/023-687-1320
営/11:30〜22:00(L.O.21:00)
休/木曜
駐/無(提携P有)

 


最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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