SPECIAL 特集

地域を見直し、体験する時代に合った観光を提案

株式会社DMC天童温泉 後藤里穂さん

掲載号:ZERO★23 2021年1月27日号

天童市出身。山形大学地域教育文化学部卒。学生時代に天童を中心にした地域活動に関わったことが縁となり、DMC天童温泉に2018年度入社。地域の魅力を掘りおこし発信している。

山形に来た人を楽しませるための会社です。
山形に人を呼びたい、よさを知って欲しいという想いがあります。

 温泉旅館やホテルが立ち並ぶ「湯のまち」天童市を拠点に観光地や体験を紹介し、ときには周辺市町村にまで周遊するツアー企画で、山形県全体の魅力を発信している DMC 天童温泉。DMCとは「Destination Management Company(観光地経営会社)」の略で、地域企業と連携しながら新たな観光を創出し、旅行商品を提供することを業務にしています。「平たく言うと、山形に来た人を楽しませるための会社です。山形に人を呼びたい、よさを知って欲しいという想いがあります」という後藤里穂さん。

2020年1月にオープンした天童温泉屋台村「と横丁」。屋台を起爆剤に周辺飲食店へ周遊客誘致する狙いです。

 

地域の魅力を掘り起こし、磨き上げ、発信していく仕事にやりがいを感じています。

もともとは地元に対して特別な思い入れはなかったそうですが、学生時代に経験した議員インターンシップで地域活性に取り組む大人の存在を知り、地域に恩返しができる仕事がしたいと思うようになりました。現在は、ツアーの添乗や予約の取りまとめ、事務、経理のほか、YouTube やラジオ番組などを担当し、幅広い活動で地域の魅力を発信しています。

100の山形体験ツアー企画案を会社で考案。実現は難しくてもワクワクする魅力にあふれた山形を再確認。

「果樹園や宿泊施設、交通会社、飲食店が持っているこだわりの部分を、どうお客さんに伝えていくかを常に考えています。安売りすることなくしっかり価値を伝え、適正価格で提供することが大事だと思っています」。生産者の想いやバックグラウンドを知れば、お客さんの満足度は上がるはず。そのために後藤さんは、地域の情報収集を欠かさず、すべてのツアー客と会話し、ニーズをつかみながらガイドすることを心がけています。  

「朝摘みさくらんぼ狩り」のような人気ツアーも毎年ブラッシュアップを重ねてきましたが、新型コロナの影響で果樹園でのもぎとりは軒並み中止に。後藤さんたちは、昨年の夏から秋にかけて「天童温泉泊まって農援(のうえん)キャンペーン」と銘打ち、天童温泉に泊まると農産物がもらえる宿泊プランを企画しました。

このツアーは締め切りを待たずに完売。農園と宿泊施設への活力となりました。「県内の方でも、泊まったことのない旅館、やったことのない体験はあるはず。私たちのツアーが地元のよさを知るきっかけになれたらうれしいですね」と語る後藤さん。地域の魅力を掘り起こし、磨き上げ、発信していく仕事にやりがいを感じています。

 

株式会社DMC天童温泉
天童市鎌田本町2-5-43
電/023-654-6699
https://www.tendodays.com/

最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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