懐かしい人たちが顔をみせてくれる八月。地元のお菓子で迎えましょう。

冷やしておいしい、夏の和菓子｜Part2

掲載号：ZERO★23 2022年7月27日号

• 和菓子ZERO☆23山形市長井市

斎藤麩屋

白玉生麩の冷ぜんざい （加賀棒茶付き） 680円

つるりとした生麩を、北海道産の小豆とアイスクリームで

焼き麩製造96年という斎藤麩屋。4代目の斎藤大介さんは麩の産地・金沢で修業をするうち、料理をおいしく見せる金沢の文化に大きな刺激を受けました。「新たな麩の魅力を発信したい」と、昨年７月に甘味処をオープン。生麩まんじゅうや、白玉生麩三味が人気ですが、夏は冷やしたぜんざいを！ 生麩は高たんぱく、低カロリー、歯切れのよさも魅力。白玉とも違うおいしさを、この機会に。

榮玉堂

白玉クリームあんみつ 706円

具材それぞれの甘さや食感がバランスよく調和したひと品

創業は江戸時代末期、老舗和菓子店で愛されている甘味のひとつがこちら。北海道十勝産の小豆を使った舌触りなめらかなこしあん、サクッと歯切れのよい寒天をはじめ、あんずの蜜漬けも自家製です。注文を受けてからつくるという白玉は、もっちりと弾力のある食感が楽しめます。そして榮玉堂の看板といえば、どらやき。新登場した季節限定「完熟梅×カマンベールどら」（226円）も要注目です。

わらび

水もち（お茶付き） 350円

これは一度食べる価値あり！ 味わったことのない新食感

大きなしずくを思わせる、涼しげな佇まい。蔵王の湧水を寒天に閉じ込めた水もちは、新食感の甘味として話題です。“水もち”という商品名から想像されるような弾力はなく、口に入れた途端、水が弾けてスッと染み渡っていきます。かろうじてその形を留めているとも言うべき状態で、なんとも不思議な食感。添えられたわらびもち、黒蜜とも好相性です。提供は10月末まで。テイクアウト（300円）もあります。

Mulberry cafe

お茶とわらび餅のパフェ 770円

着物屋さんのカフェで和素材を使ったパフェ

和モダンな雰囲気の中で味わうなら、やっぱり和パフェ！ ほうじ茶の寒天＆アイスに自家製小豆あん、抹茶味のわらび餅＆アイス、生クリームには桑が入っています。口飽きしないから、ランチの後にオーダーするもよし、ティータイムにドリンクとセットにするもよし。カフェでは陶器や紙製品、和小物なども販売しており、すぐ隣の着物屋さんでは浴衣や和装小物はもちろん、着付けの相談にものってくれます。

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