掲載号:mamaid 2018年12月20日号
息子を妊娠していたとき、つわりがひどく、なかなか辛い数カ月間を過ごしました。私の場合は、匂いに敏感に。それまで全く気にならなかった、食器棚の中の匂いや、自分の頭皮の匂いで具合が悪くなりました。そんなとき、アロマセラピストの親友からプレゼントでもらったのが、オレンジとグレープフルーツの精油で作ったアロマスプレー。これが私には非常に合っていて、この香りを嗅いでいる間だけはスッキリできたのです。匂いに加えて、食べづわりもありました。突然、すももや冷麺が食べたくなるも、冬のため手に入らず号泣したり、料理用のレモン汁を瓶ごと一気飲みして、夫を驚かせたりしました。食べづわりって、食欲があるから元気って思われがちだけど、違うんですよね。気持ち悪さを和らげてくれる特効薬を求めるように、そのときピンときたものを食べているだけなんです!でも、今思えば、「ピザなら食べられる!」「今日はお寿司の気分!」「アツアツのたこ焼きが食べたい!」って言ってもなかなか理解されないですよね……。そんなつわり生活も、アロマスプレーを使い切る頃には、徐々に治まっていったのでした。
ごんどうまゆ
1986年生まれのイラストレーター。 |
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