失敗知らずのグリル機能を味方に、ごはんづくりをもっとラクに！

IH派もガス派もおてがる！グリル徹底活用レシピ

掲載号：mamaid 2019年2月20日号

mamaid レシピ

今、グリルの機能がぐーんと進化していることを知っていますか？
「マルチグリル」といって、焼く、煮る、蒸す、ノンフライ、炊飯が1台でできて、焼き網がないものも登場。
もう「魚ぐらいしか焼いたことがない」というのでは、もったいない!!
失敗知らずのグリル機能を味方にして、明日からのごはんづくり、もっとラクしちゃいましょ。

そもそもグリルとオーブンって、どう違うの?

オーブン
一定の温度で、食材を包み込むように温めるから、中までじっくり火が通る。
→ピザやクッキー、ケーキなど

グリル
上、または上下を一気に高温で焼きあげるから、すぐに火が通るような食材にぴったり!
→ステーキ、魚、野菜、チーズ系の料理など

グリルは、おウチにある調理器具の中で、サイズがコンパクト、かつ短時間で高温調理ができるから、時短料理にぴったりなんです。

ちなみに、ＩＨグリルと、ガスグリルも違うの?

ガスグリル
●火力が強いから、庫内温度が一気に上がる（ジューシーにパリッと仕上がる）

IHグリル
●メニューに合わせて火力を自動調整してくれる
●庫内がスッキリしているからお手入れがしやすい（※機種によって異なります）

こんなに便利な機能が満載のグリルのはずだけど、実際は…

焦がしてしまったり、こびりつきなどの手入れが大変だから、魚を焼くくらいです…
買い替えて2年近く経ちますが、手入れが面倒で、ほぼ使用してません…

「お手入れが面倒」「使わなくても特に困らない」だと、キッチンのデッドゾーンになりがち!!

そこで、東北電力（株）山形支店ホームアドバイザーのお二人に、グリルを使った簡単レシピや、活用のポイントを教えていただきました。

使ってみると、本当に便利なグリル。まずは、ご家庭のグリルで食パンを4枚焼いてみませんか？
グリルによって焦げやすい場所がそれぞれ違うので、特徴を見つけてみてくださいね!
いまは、グリルで使えるかわいい食器がたくさんあるんです。あつあつの出来たてをテーブルに乗せるだけで、インスタ映えする料理が手軽にできちゃいますよ。

グリル使用のポイント

❶グリルの受け皿には「水を入れて使用してください」「水を入れないでください」の表記があるので、必ずチェックしましょう。

❷焼き網のコーティングを守るため、網の上にグラタン皿やココットなどを乗せるときは、アルミホイルを敷いておくとお手入れが簡単です。

❸グリルの中心はより火が通りやすいので、メインの食材は真ん中へおくとgood。また、火の通りやすい野菜はアルミホイルに包むとしっとりと仕上がります。（きのこなど水分の多い野菜はそのまま、人参など水分の少ない野菜は濡らしたキッチンペーパに包んでね）

中火で15~20分　手間なし!チーズインハンバーグ

両面焼きができるグリルなら、ひっくり返す手間がないし、余分な脂も落ちるから、フライパンで作るよりもヘルシーに仕上がりますよ!

材料（4人分）

〈ハンバーグ〉
・ひき肉…300g　・パン粉…30ｇ　・牛乳…150㏄　・スライスチーズ（とろけるタイプ）…2枚
・塩コショウ…小さじ1/2　・ナツメグ適量

〈付け合わせ野菜〉
・玉ねぎ（薄切り）…中1/4個分　・舞茸…4切れ　・じゃがいも（薄切り）…小1個分　・にんじん（薄切り）…小1/2本分

〈ソース〉
・ケチャップ/中濃ソース…各大さじ2

作り方

	1.肉だねを作る。　❶パン粉を牛乳に浸しておく。　❷ひき肉に塩コショウ、ナツメグを入れてよくこねる。　❸②に①を加え、さらにこね、4等分にする。
	2.スライスチーズを半分に切ったものを、4つに折りたたむ。4個分用意する。
	3.1つ分の肉だねの半分をてのひらに広げて、チーズをのせ、残りの肉だねをのせてきちんと包み、空気を抜くように両手で成型する。
	4.グリルパンまたはステンレストレイなどに3の肉だねを並べ、グリルの網の上にのせ、中火で15〜20分焼く。スペースに余裕があれば、その他の付け合わせの野菜をアルミホイルで包み網の上で一緒に焼く。
	5.竹串で刺して、透明な肉汁が出たら、野菜と共に皿に盛り付け、ソースをかける。

中火で10分　塩サバのハーブグリル

アルミホイルをお皿にするときは、少し背を高めにつくってあげると、油が飛び跳ねにくくなります。より美味しそうにみえるよう、トマトはサバの周りに散らして、焦げ目をつけてあげましょう。

材料（4人分）

・塩サバ（半身）…2枚　・ミニトマト…8個　・玉ねぎ…中1/2個
・ドライハーブ…オレガノ、バジル、ローズマリーなど適量（ドライハーブがなければ、市販のミックスハーブでもＯＫ!）
・レタス、パセリ、パプリカなど…適量

作り方

	1.サバはひれを取り、2等分にする。身に2か所切れ込みを入れておく。
	2.ミニトマトを縦に4等分、玉ねぎはくし形に切って1枚ずつばらばらにし、4つに分けておく。
	3.アルミホイルを2枚重ねにして20×10センチの皿状にしたものを4つ用意し、玉ねぎをしいてその上にサバとトマトをのせ、ハーブをふる。
	4.グリルの網の上にのせ、自動「魚切り身」または中火で7〜10分焼く。
	5.付け合わせと一緒に皿にのせる。