厚生労働省指定難病・特定疾患の突発性難聴、特発性両側性感音難聴、メニエ一ル病、さらに耳鳴りや難聴の方を含めると、かなりの方々が「耳」の病気で悩んでいます。治らない、加齢のせい等と言われていますが、漢方医学では体の“中”に原因・関係があると考えます。漢方医学からみると耳鳴り、難聴、メニエール病の原因は①「肝火上逆」②「腎精損耗」③「脾胃虚弱」などの原因があります。耳鳴りや難聴の他に、高血圧や糖尿病・腰痛・膝痛などの病気を持つ方が多くおりますが、漢方煎じ薬の場合は全ての病気に合わせて、1つの処方で済みます。
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①「肝火上逆」：突然発症、症状が重い、ストレスや感情の変化、不眠、夢が多い、憂鬱で「肝火上逆・肝気瘀結」により、難聴と耳鳴り、またイライラ、怒りやすい等の症状もある。②「腎精損耗」：耳鳴りと難聴が同時にあり、高齢者が多い。また腰・膝痛、頻尿、目疲れなど症状がある。③「脾胃虚弱」：耳鳴りと難聴の他に体力がない、倦怠感、食欲なし、下痢、動悸、不眠などの症状がある。

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