地元民が選ぶ山形県ラーメン人気店【30選】ランキング付き
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掲載号:ヨミウリウェイ 2020年3月10日号
山形市内の中小企業や起業家のチャレンジをサポートする山形市売上増進支援センターY-biz(ワイビズ)。センター長の富松希さんはY-biz設立と同時に山形に移住し、様々な相談に対応しながら課題解決に向けて奔走しています。その第一印象は凛とした清々しさと物腰柔らかな雰囲気を持ち合わせた人。丁寧に言葉を選びながら話す様子に、誠実な人柄が伝わってきます。 富松さんは大手企業やベンチャー企業で、商品開発、ITコンサルティング、企画・マーケティング業務に携わった職歴と、海外で培った華々しいキャリアを持つ リケジョ 。実体験から得た経験の引き出しは、仕舞い切れないほどの知識であふれています。
中学・高校では演劇部に所属していた富松さん。自分の考えを表現することが好きだった女の子が理系の大学を選んだのは、理系教科には一つの答えを導くためのロジックがあるから。当時はウインドウズが誕生し、世の中の動きが変化し始めた時代。富松さんは、東京理科大に入り、コンピューターの技術を学びます。その中で「いずれIT技術が生活に入り込んできた時に、人とモノとのコミュニケーションが必要になる」と感じ、東京大学大学院で人とロボットなどの双方向性について研究。卒業後は電機メーカーに入社し、ITを使ったコミュニケーション支援に携わりました。
海外生活も、キャリアを語るうえで大きな転機に。「人生の中で選択を求められたときは、面白そうと思ったほうに挑戦する」の考えから、勤めていたベンチャー企業を辞めて夫の仕事先であるカナダへ。バンクーバーの州立大学でマーケティングを学び、英語力を磨きました。外国人と接する中で、日本の考え方とは異なる目線で物事を考えられるようになった2年間。帰国後は大手企業でマーケティングや商品開発を担当しながら実績を重ねていきました。
Y-bizのアドバイスを受けて誕生した商品の数々。
山形との縁は夫の単身赴任によって。休みの度に訪れる山形は「老舗と若者たちが経営する路面店が共存し、映画、音楽、イベントなどの文化的な活動も行われ、食べ物から温泉までさまざまな 要素 が揃ったポテンシャルを感じる街」という印象だったそう。「自分の経験を活かして地域を元気にする仕事をしたい」。Y-bizへの応募は山形に対する興味を覚悟に変える決断でした。 阿吽の呼吸では理解し合えない よそ者 が加わることで、自社の歴史や街の強みを言葉にする力が生まれます。意見の違いを乗り越えるからこそ生まれる力もあります。ルーツが違うからこそ見えるものがあるはず。「地元の人が気づかない魅力を発見し、発信していく存在であり続けたい」。富松さんの言葉には2年目への決意が感じられました。
Y-bizのスタッフの皆さんとパチリ。 「Y-bizはこの先も山形市の中小企業を全力でサポートします」 |
就任記者会見で(写真左からプロジェクトマネージャー尾上雄亮さん、佐藤孝弘市長、富松さん) |
中学時代からの友人が山形へ。雪に感動! | 東京で開催されたトークセッションでY-bizの取り組みを紹介。 |
最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。
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