あのお店のSweetsが、ここに

掲載号：ZERO★23 2023年5月27日号

ZERO☆23 スイーツ小さなスイーツ店山形市

256 Sweets Circle

小さなスイーツ店に着目し、県内各地の魅力あるお菓子を１ヶ所に集めた256のスイーツサークル。
人気の高まりで、参加店も売場面積も増えました。

エンタメ系スーパーマーケット256の中に設けられたスイーツサークル。　

　県内外30店舗の選り抜きのスイーツが集められ、今ではお客さんの来店の目的となり、イベント時のギフトに選ばれています。
　きっかけは担当者・高橋真実さん。「カフェや小規模店など、つくり手たちがこだわって製造しているスイーツがたくさんある。そのスイーツを少しずつ選んで買えたらいいな」という思いから始まりました。スイーツ店に話を聞いてみると、製造販売までを一人で行っている場合も多く、それぞれのペースに合わせ入荷できるよう調整を行い、参加店を増やしていったと高橋さんは話します。

　スタート時の取り扱いは4～5店でしたが、スイーツサークルの思いに賛同してくれる店が増え、MOCO-CHOCO、kanmi、Hinemosuなど、焼き菓子の人気店が参加するように。“買いに行くには、ちょっと遠い”店の商品も気軽に買えると、好評を博しています。
　スイーツサークルの商品を組み合わせて箱詰めしたギフトボックス、バレンタインやホワイトデーでの品選びと、活用の幅も広がってきています。

（右上）…GLAMPiCのオレンジパンナコッタ 550円

（右中）…ノワイエのチョコがけサブレ 260円

（右下）…ノワイエのレモンケーキ 290円

（左上）…スクレガトーのテリーヌショコラ 380円

（左下）…アールズの焦がしキャラメルのシフォンケーキ 300円

　高橋さんのもとには、「こういう商品ある？」とか、「あの店、入らないの？」などのお客さんからの要望も。参加店からは「こういう商品どうですか？」と提案があったりし、スイーツサークルはリアルな消費者動向がわかると、商品開発に役立つと場として注目されています。
　昨年はチーズケーキなどの冷蔵商品もほしいとの要望から、冷蔵ケースを設置。チーズケーキやショコラテリーヌ、マカロンなどが登場しました。山形の小さな店のスイーツがずらりと並ぶ、スイーツサークル。ぜひチェックしてみてください。