天童温泉街にある屋台村を巡る、楽しい夜《前編》

と横丁でハシゴ酒｜夏と酒場と夜ごはん- SAKABA GOURMET –

掲載号：ZERO★23 2023年7月27日号

• 夏と酒場と夜ごはん- SAKABA GOURMET -ZERO☆23天童市

2020年、天童温泉街にオープンした屋台村「と横丁」には、個性豊かな8店舗が集います。
おいしい料理の匂いと笑い声に包まれて、楽しい夜が始まる予感。

串揚げ 串串

天童のこめ油100%使用。カリッとジューシーな串揚げ

天童市にある三和油脂のこめ油を使った串揚げが自慢のお店。油切れがよく、しつこくないので、たくさん食べても、もたれにくいのが特徴です。ささみや海鮮、野菜などの新鮮な食材を、目の前でジュワッと揚げるライブ感が屋台村ならでは。約30種類の串揚げメニューに加え、日替わりで2〜3種類ほどの変わり種もあり。1本150〜250円という価格も良心的でちょい飲みにも最適です。

外はさくっと、中はレアなアジフライ（950円）。新鮮なアジを使っているので、仕入れ状況によっては提供できない日もあります。

左から紅しょうが、一本アスパラ、うずら、椎茸海老詰め、山芋。カラッと揚がった串揚げは、どれもお酒との相性抜群です。

ハニーマスタードエビマヨ（680円）は、ぷりぷりのエビに甘じょっぱい特製だれが絡んだ串串のオリジナルメニュー。

鉄板 紅亀

ソースの香りが食欲をかき立てる、熱々の鉄板料理

居心地のよさと、ほかにはないユニークな鉄板料理が話題の「紅亀」。訪れたら頼むべきは天童のシンボル・将棋駒の形をした「大八焼き」です。特注型にキャベツたっぷりの生地を流し込み、ふっくら焼き上げていきます。カウンター席でつくる過程を眺めながら、お酒を楽しむもよし、気さくな店主とトークするもよし。鉄板を目の前に、ジュウジュウ焼ける音や香りが五感を刺激します。

大八焼き（900円）は、天童に将棋を広めたとされる偉人“吉田大八”が由来。紅亀を代表するユニークな看板メニューです。

シャキシャキのキャベツと豚バラ肉を混ぜた大盛り焼きそば（900円）。もちもち食感の太麺がクセになるファンの多いひと品。

だし巻き卵・明太マヨロール（550円）は、鉄板で一気に焼き上げることでふわふわとろとろ食感に仕上げています。

KOSPA

日本人に合わせてアレンジ。親しみやすい韓国グルメ

笑顔が素敵な韓国人オーナー・チョンさんが迎え入れてくれる韓国料理居酒屋「KOSPA」。イチ押しは日本人の口に合うよう辛みを抑えたスンドゥブチゲ（580円）です。煮干しと野菜でとったダシに特製だれを合わせ、奥深い味わいに仕上げています。豆腐やあさり、玉ねぎ、ニラなど具だくさんで満足感もたっぷり。マッコリやチャミスルなど、韓国を代表するお酒とともに楽しんで。

人気No. 1のチーズチヂミ（550円）は、チーズ好きにはたまりません。カリッと香ばしい風味で、ますますお酒が進みます。

マッコリとビールを7:3で割ったマッコリビア （530円）。クセがなく飲みやすいので、マッコリ初心者はまずはこちらを。

韓国のインスタントラーメンはお持ち帰りもOK（店内450円・持ち帰り250円）。はしご酒のシメにいかがですか?

スンドゥブチゲ（580円）

左馬

素材のおいしさを存分に生かす、職人の技が光る江戸前鮨

江戸前鮨と天ぷらのお店「左馬」では、全国各地の新鮮な魚を厳選して仕入れています。ネタにひと手間加えることで、素材の味を生かすのが江戸前鮨ならでは。東京で17年修行を重ねた店主の腕が光ります。ネタに合わせるのは、県産米の赤シャリ。熟成された赤酢の味が、魚本来の旨みをより引き立てます。十四代や出羽桜などの銘酒とともに、ちょっと贅沢なひとときを過ごしてみては。

濃厚な旨みがたまらない、今が旬の岩ガキ（750円）。この日は新潟の天然ものを提供。※価格は日によって異なります。

殻付きウニは仕入れ状況や身入りの状態によっては、店頭に並ばないことも。出会えたら絶対に食べるべきひと品です。

その日に仕入れた鮮魚を美しく盛り付けたおまかせ刺盛 （2,000円）。本マグロや帆立、旬のシマアジなどが並びます。

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