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串にささってるたこやきは、どうやって生まれたの?

掲載号:ヨミウリウェイ 2017年9月号 vol.214

3つ並んでだんごのように串に刺さった独特なスタイル。
山辺を中心にみられる串にささったたこ焼き、通称 「串たこ」。
その歴史について 「すみどや」 代表の奥山春樹さんに聞きました。

山辺の串たこは七日町からはじまる。

昭和31年「大沼デパート」とほぼ同じタイミングでオープンしたのが「丸九デパート」。そのなかのテナントとして、山辺町で氷屋を営んでいた大内家の息子さんが開業したのが串刺しのたこ焼のお店だったんです。当時は七日町も相当な賑わいがあり、3つ並んだたこ焼きが飛ぶように売れたと聞いています。その後昭和44年に山辺町に戻り、平成元年には山辺町のショッピングセンターベルの開業とともにテナントをオープン。「ベルタコ」と呼ばれ、山辺町民に愛されてきました。

たっぷりのソースであつあつを食べる。

店主の高齢化にともない店じまいをすると聞いて「なんとしてもこの味を守らなければ」と技術や製法、仕入先まですべて引き継いだのがこの「すみどや」です。あげ玉・紅しょうが・青ネギ・たこが入ったふっくらとした昔ながらのたこやきは、まんまるじゃなくて俵型。門外不出、秘伝のソースを絡めてお召し上がりいただいてます。1本110円。お子さんたちが、おやつにできる価格にしたかったんです。わたしも小さいころお小遣いを握りしめて買いに行った記憶がありますから。

すみどや 代表 奥山春樹 さん

● すみどや
東村山郡山辺町山辺2946-3
TEL 023-665-9909
10:30〜17:30 月曜定休 駐車場有

 


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