タイミングと選び方

教えて！子どものメガネ

掲載号：mamaid 2019年12月20日号

mamaid

テレビやゲーム、タブレットに触れる時間が長く、お子さんの視力が気になるママも多いですよね。
子どものメガネはどんな時に考えるのがいいのか、実際に選ぶときのポイントなどをご紹介します。

まずは、子どもの視力とメガネの役割について、専門家にお話を伺いました。

教えてくれたのは・・・

佐藤眼科医院銅町クリニック
神尾　聡美　先生

Q. 子どもにメガネが必要になるのは、どんな場合ですか？

子どものメガネには「治療用」と「視力矯正用」の2種類あります。「治療用」は、弱視や斜視と診断された場合で、できるだけ早くメガネをかけることが必要です。メガネの着用で、視力が改善される場合もあります。「視力矯正用」は、近視や遠視、乱視などで、子どもがテレビや文字を見にくいと感じた際に、生活状況に合わせて眼科医と相談し、メガネを検討します。（治療用メガネは、加入している健康保険に申請すると保険適用になる場合もあります）

Q. わが子の視力、どのタイミングでチェックすればいいですか？

人間の視力は、成長とともに徐々に発達します。生まれたての赤ちゃんは、ほとんど見えていませんが、3歳くらいまでに視力1.0程度まで見えるようになると言われています。子どもはいろいろなものを見ることで、ものを立体的に捉えたり、奥行きを感じる能力が培われ、視力が育っていくのです。「弱視」や「斜視」など病気の場合は、なるべく早く親が気づき、治療用メガネをかけ始めることが大切。子どもの視力は、6~8歳ごろまでに決まってしまい、それ以降は回復が難しいことが多いためです。視力検査は、3歳児検診でも行われ、意思疎通ができるようになる3歳ごろから可能になります。気になる場合は眼科に相談しましょう。

Q. メガネをかけることで、さらに視力が悪くなりませんか？

適切なメガネの着用で、視力が悪化することはありません。治療用の場合はもちろん、視力矯正用も、お子さんが快適に生活するためにメガネをかけたほうがいいケースには、適切なものを選んであげましょう。

視力低下を防ぐ！暮らしのポイント

POINT 01
適切な距離で見る

テレビとの距離は、画面の高さの3倍をキープ。読み書き、タブレットやゲーム機は最低30～40センチ距離を取りましょう。

POINT 02
時間を決めて休憩する

読み書きは30～60分ごと、テレビやゲームは15～30分ごとに休憩して目を休めて。タイマーを使うのもおすすめ。

POINT 03
良い姿勢を保つ

本やスマホに目を近づけすぎず、適切な距離を取るためには、良い姿勢を取ることが大切です。

県内初の子ども用メガネ専門店、「こども眼鏡院」

県内初の子ども用メガネ専門店、山形市のベルティーサイトウ山形店「こども眼鏡院」に行ってみました。
こども眼鏡院は、子ども用メガネ専門のネットワークで全国に14店舗。
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