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たくさんあるメニューで迷ったときに、
最後に選ぶのはやっぱり唐揚げ。
どこかほっとする唐揚げの味にはこんな物語がありました。

「唐揚げ、いまむかし。」あたご食堂

掲載号:ZERO☆23 2020年1月27日号

たくさんあるメニューで迷ったときに、 最後に選ぶのはやっぱり唐揚げ。 どこかほっとする唐揚げの味にはこんな物語がありました。

 

懐かしい想いがこもった、母の味

 愛宕山の麓で麺を主体にしたお店として創業した「あたご食堂」が、松波に移転オープンしたのは昭和50年代のこと。製麺所に勤めていたご両親がつくるラーメンやそばは、長くお客様に愛されていきました。当時は1階が店舗、2階が下宿、3階を建設系会社の事務所にしていて食事場所としても利用され、ひとつ屋根の下、家族のようなあたたかい雰囲気があったと先代の娘である渡辺寿子さんは語ります。「私が小さい頃はみんながかわいがってくれて、よく遊んでもらいました。懐かしいですね」。現在は店舗のみとなりましたが、ぬくもりある空気感は今もそのままお店全体を包んでいます。

 鶏の唐揚げがメニューに登場したきっかけは、寿子さんが高校生のときのお弁当。娘のためにおいしい1品を、とお母様が試行錯誤したのがはじまりでした。完成した唐揚げはボリュームや味付けが友人たちにも評判で、おすそ分けをせがまれるほど。さらに改良を重ねてメニューに導入すると、クチコミが広がり今や看板メニューとなりました。高温で4分、サクッと揚がった唐揚げは甘みのあるしょうゆと生姜じょうゆが効いたどっしりとした味わいで、ご飯が何杯でも食べたくなる味です。「母がつくってくれた味なので、おいしかった、また来るね、と声をかけられるのがいちばんうれしいです。天国の母も喜んでくれていると思います」と、やわらかな笑顔を向けてくれた寿子さん。現在はご主人と一緒にお店の暖簾を守り、変わらぬおいしさを届けています。

鳥から定食 900円
(ごはん、味噌汁、お新香付き)

2日間漬け込んだ鶏もも肉をカラリと揚げた唐揚げは、ボリュームたっぷりの7個。県産米はえぬきのおいしさも際立つ定食です。

あたご食堂
アタゴショクドウ
023-622-6363

住/山形市松波4-8-1
営/11:00~15:00、17:00~19:45
休/木曜 
駐/有

 

 

 

 

 

 

 

 


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