SPECIAL 特集

ボーダレスに新しく、食の魅力を発信する拠点に

アビー店長 アビココウキさん

掲載号:ZERO★23 2021年1月27日号

アビコさん(左)山形市出身。大学進学するも料理の魅力に目覚め、料理の道へ。その後、東京で専門的に学び名店で経験を積む。兄が経営する居酒屋の開店準備を手伝うことがアビー開店のきっかけに。

いろいろなお客さんに知ってもらって、使い勝手よく店を利用してもらえたら

 食材が持つ素朴な味わいを、多面的に楽しむことのできるお店「アビー」。和食を中心とした単品料理と、スイーツ、コーヒー、ランチを提供していて、どの時間帯でも誰にでもマッチする間口の広さが特徴です。メニューはコースではなくアラカルトのみ。店内のブラックボードには、ポテサラ(500円)、フォアグラ最中(600円)、和牛ローストビーフの鬼おろし隠し(1200円)など、食欲をそそるメニューが並びます。またいつの時間帯でも、コーヒーやデザートの単品での注文も可能です。

ランチで人気の鯛茶漬けの御膳(1,500円)。

コーヒーは一アレクサンダーさんが1杯ずつハンドドリップ。 香りとコクのチーズケーキは通信販売計画も進行中。

料理はもちろん、目の前に座るお客さんにいかに楽しんでもらえるかを大切にしています。

 オーナーのアビココウキさんは、山形市出身。東京の調理師専門学校に通いながら日本料理屋で働き、卒業後は都内の人気店「徳うち山」で2年間修行した後、昨年9月に地元山形で開店しました。厳しい料理の世界で学んだのは、確かな技術とお客さんへの接し方。料理はもちろん、目の前に座るお客さんにいかに楽しんでもらえるかを大切にしています。スタッフのキャラクターが個性的で、料理、人、文化の多様性が感じられるのが他店にはない魅力です。

「僕たちもフラットにやっているので、気楽に来て料理と会話を楽しんでもらえたらいいですね。人も料理も境界線はいらない時代だと思うので、いろいろなものが混じり合っていければと」。そんなアビコさんがつくり出す料理は「食材本来の味を生かす」という美学に貫かれています。「〝真の味は淡きところに宿る〟、と言いますが、僕自身あまり濃い味付けが好きではなくて。何を味わって欲しいのか、わかりやすい料理です」。食材の魅力をダイレクトに伝えるシンプルさ、それを表現するための細やかな手間ひまが、一つひとつの料理に感じられます。

 新型コロナの影響で飲食店経営が難しい状況下で「ここから上がることだけ考えればいい」とポジティブに出発点を定めたアビコさん。深夜2時までオープンしている点については「七日町に明かりを灯していたいんです。人通りがないので早く閉めてしまうのもわかりますが、一つの希望みたいに思っているので」と、町と人、店のあり方について強い想いを抱いています。

カウンターはゆったり7席。 ガラス張りですが背を向けるため外が気になりません。

 

アビー
山形市七日町2-1-24 
070-2014-2787
営/10:00~17:00(カフェタイム)、11:00~14:00(ランチ)、 17:00~翌2:00(ディナー)※ランチは予約するとスムーズです
休/水曜、第4木曜 
駐/無 
Instagramあり


最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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