SPECIAL 特集

世代を超えて支持、昭和な世界観がトレンドに

珈琲専科煉瓦家|心地いい 名喫茶

掲載号:ZERO★23 2022年10月27日号

一歩足を踏み入れると、
そこかしこに歴史や思い出が刻まれた調度品や家具が並び、
ゆるやかな時間が流れる名喫茶。
それぞれのお店の個性と世界観にどっぷりと浸りながら、
一杯のコーヒーを召し上がれ。

珈琲専科煉瓦家
since 1972

絵画の似合う空間は、ヨーロッパの カフェのようなクラシックな雰囲気。

七日町一番街通りを東へ進み、T字路と交差する角にある煉瓦色の店。

50年前の開店以来、通りのランドマーク的な存在です。ドアを開けて中へ入ると、店内は昭和にタイムスリップしたような空間。ゆったりとした音楽が流れ、質感のある茶色い椅子、暖色の照明、やや煤けた風合いの壁、壁に掛けられた絵画、すべてにノスタルジックな雰囲気が漂います。

コーヒーは、店の創業時からネルドリップ方式で。豊かな香りが店内に広がります。

18年前に経営を引き継いだ店主。メインのコーヒーに加え、手づくりのケーキやフードメニューが人気で、食事を目当てに毎日のように通ってくれるお客さんも多いと言います。「おいしく食べて、ゆっくりと時間を過ごしてほしい」という思いから、大事にしているのはお客さんとの距離感。「昭和の雰囲気が人気みたいで、最近は若い人も来てくれるのよ」と言った傍から、初めてらしき20代の女性が次から次へと。世代を超えて支持される喫茶店は、静かに活気を取り戻しているようです。

定番の「はちみつトースト」は、厚焼きパンにはちみつたっぷり。生クリームも添えて(コーヒーとセットで880円)。アケビのツルでつくった皿も素敵です。 燻製工房ポレポレの手造りベーコンとハーブ、野菜をのせた「オープンサンド」(コーヒーとセットで1,100円)。
居心地のよい空間が喫茶店の魅力。ゆったりとした時間が流れます。 カウンターの後ろにはミルとコーヒー豆の瓶が整然と。ロゴをプリントした蛍光灯がいい味を出しています。

珈琲専科煉瓦家

住/山形市本町2-4-31
電/023-642-7500
営/8:00〜19:00
休/火曜
駐/無


最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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