SPECIAL 特集

昭和の風情の中で味わう 駅前のナポリタン

やまびこ|あの喫茶の名物MENU

掲載号:ZERO★23 2022年10月27日号

コーヒーと一緒に注文したいのが、
ナポリタンやオムライスといった喫茶店おなじみの料理。
お店が味に磨きをかけ、
進化させてきた名物メニューは時代を超えて愛されています。

やまびこ
since 1970

ナポリタンスパゲティ650円

太めに切ったハムとピーマンに、ケチャップをたっぷり。
強火の短時間で仕上げます。「素人料理だけど52年培った味」と清子さん。

夫と一緒に1970(昭和45)年、「やまびこ」を始めた西牧清子さん。近隣には大きな工場があり、そこに勤める人たちが昼はカレーやナポリタンを食べ、夜は米沢駅から出発するバスや列車を待ちながら飲食したため、店はとてもにぎわいました。「お客さんたちと芋煮会をし、旅行にも行っていました」と清子さん。今でも当時のお客さんが店を訪ねてくれるそうです。

人気のナポリタンは、「ゆでた麺を寝かせてから使う」喫茶店では定番のつくり方ですが、玉ねぎとハムを強火で焦がすように炒めるのは、清子さんにしかできない技。コーヒーは今もサイフォン式で、香り豊かで味わい深く、安定したおいしさです。  テキパキと働く清子さんは御年86歳。「店にいるのが好き。今はひとりで、のんびりやっています。飲食免許があと3年あるので、それまでは続けようかな」。昔懐かしい味を求める方、かつての常連さん、ぜひ訪れてみてください。

かわいい外観 窓にはメニューが!!

やまびこ

住/米沢市駅前2-1-4
電/0238-21-0335
営/9:30~17:30
休/水曜(ほかに臨時休業あり)
駐/有(1台)


最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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