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白鷹町の各店の個性的なそばを紹介します。

そば好きが集う白鷹へ

掲載号:ZERO★23 2024年7月27日号

昔から、足繁く通うそば好きが多い白鷹町。
同町のそば文化は、新そばの季節などに農業のかたわら、そばを打ち、
おもてなしとして振る舞っていたことがはじまりといわれています。
各店の個性的なそばを食べに訪れてみてはいかがでしょうか。


十割そば 紅五郎


紅五郎スイーツセット 1,100円
そばの実のミニスープやそば羊羹、自家焙煎のコーヒーが付いたお得なセット。そばは県内産を使用していて、品種は店内に掲示しています。

一そばの魅力を最大限に引き出す、全粒粉の十割そば

趣のある古民家を利活用し、2021年にオープン。冷水に浸し低温で熟成させたそばの実を再乾燥せず、甘皮ごと潰してつくった「冷熟全粒粉十割そば」がいただけます。そばには、つゆだけでなく、そばそのものの香りや甘みを楽しめる「塩そば湯」もセットに。いろいろな食べ方でそばの魅力を堪能できます。数量限定のセットメニューもさまざまあり、淡路島産の甘みが豊富な玉ねぎを使った、かき揚げ付きの「盛り 天そば」(1,000円)も人気。11月頃から提供する天然きのこそばなどの期間限定メニューもあり、何度も通いたくなるお店です。

十割そば 紅五郎
住/西置賜郡白鷹町荒砥乙850
電/0238-87-9800
営/11:30〜14:00
休/月曜 ※祝日の場合は火曜
駐/有

釜の越 桜茶屋


天ぷらもりそば 1,100円
本業は農家の店主がつくった野菜が中心の天ぷら。春は山菜といった旬の食材が登場します。これからの季節は夏野菜がメインに。

土・日曜のみオープンする、桜の名所のそば処

西高玉地区の有志が集まり13年ほど前にオープン。メンバーはそれぞれ本業があり営業は週末のみですが、桜の名所・釜の越農村公園に隣接していて、花見シーズンを中心に県内外からお客さんが訪れます。そばは白鷹町産の「でわかおり」を使った二八の手打ち。打ち立てでコシがあり、喉ごしも抜群です。鰹節や昆布のオーソドックスなつゆでいただきます。採れたての野菜などの天ぷらもおすすめ。盛りそば(700円)や板そば(1,200円)、うどんとの相盛り(1,200円)もあり。公園の散策がてら、立ち寄ってみてはいかがでしょう。

釜の越 桜茶屋
住/西置賜郡白鷹町高玉3499
電/なし
営/土・日曜 11:00〜14:00 ※なくなり次第終了
休/月〜金曜、祝日
駐/有

熊屋


もりそば 700円
白鷹町の陶芸家がつくった皿で提供されるもりそば。追加は1枚500円で、常連客の中には最初から追加も含めてオーダーする人も。

自然豊かな場所でいただく、香り高い地元産のそば

最上川沿いに店を構え、近隣の対岸にはあゆ茶屋や町史跡のつぶて石もあり、のどかなロケーションに佇む熊屋。白鷹町産「でわかおり」で手打ちした、歯ごたえのある香り豊かな十割そばをいただけます。もともとは趣味でそば打ちを始めたという店主が約30年前にオープンしました。気温や季節に打ち方を合わせ、素材の魅力を引き出したそばにファン多し。店主は「冬の新そばだけではなく、そばは季節によって味のよさがある」と話します。つゆは、昆布としいたけのみでダシをとったシンプルな風味。そばの香りをより引き立ててくれます。

熊屋
住/西置賜郡白鷹町高岡3869
電/0238-85-4545
営/11:00〜14:00 ※なくなり次第終了
休/無休
駐/有

千利庵


もりそば 900円
メニューはもりそばのみで、小鉢(取材日はサラダ寒天)や漬物がセットです。おかわりは1皿700円で頼む人も多いそう。

民家の奥に佇むそば屋で、白く上品なそばに舌鼓

十割そばをいただける白鷹町の名店です。そばは福島県山都町産の在来種を使用。店主は「味がしっかりとしていて、甘みもあるそば」と話します。そばの実は雪室で保存されていて、一年を通して新鮮さが失われないそう。外殻を取り除き、石臼で挽いた粉雪のような繊細なそば粉で手打ちしたそばは、香り豊かでコシがあり、喉ごしもよく、県内外にファンが多いのも納得。鰹節、九州産のトビウオ、北海道の羅臼昆布で丁寧にダシをとったつゆは、上品なそばとの相性抜群です。広々とした座敷でゆったりとした時間を過ごせます。

千利庵
住/西置賜郡白鷹町広野1656
電/0238-87-2087
営/11:00〜14:00 ※なくなり次第終了
休/火・水曜 ※祝日の場合は翌日
駐/有


最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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