牧草地に草を食べに行き、牛舎にもどって水をゴクゴク。

山川牧場でいのちと出会う

掲載号：ヨミウリウェイ 2019年8月10日号

• ヨミウリウェイ上山市村山市遊佐町

牧草地に草を食べに行き、牛舎にもどって水をゴクゴク。
牛たちは自由に歩き回り、搾乳時もおとなしいから、犬と猫も遊びにきます。

700㎏のおとなしくて従順な牛たち

体が白と黒のホルスタインたちは、ここで放し飼いにされ、好きな時間に放牧地で餌を食べ、牛舎で水を飲み、搾乳されます。
夏場は直射日光を避け、朝と夕方に好んで牧草地にやって来るのだとか。草をあげるのはこのタイミングです。
良く食べるのはチモシー、オーチャード、赤と白のクローバー。周囲に生えているこれらの草を口元へ。

おいしいものを見せて、べーべー（べこ）と声をかけて

予約して体験しよう!

	1.仔牛にミルク体験 吸う力が強いので、両手でしっかりおさえて。
	2.搾乳体験 親牛の説明と搾乳方法の説明を聞きます。搾乳の体験ができます。
	3.バター作り体験 牛乳を振って、振って、振って、やさしい味わいのバターになります。

ヤギに草をあげてみよう

2匹のヤギは角のないヤスコと、角のあるひまわり。ひまわりはちょっとだけ気が荒いよう。ヤギたちにも周囲の草をあげてください。 「何が好きなんだろう」とそれぞれに考えて、おみやげを持ってきてもいいそうです。「いくら好きでも、一万円札は食べません」と山川さん。 なお「ヤスコ」という名前の方にはアイスクリームが無料になります。

	営業＆番犬 うしえ ホルスタインと同じ白と黒のうしえ。お客さんのお迎え、お見送りをします。
	新入り 名前はまだにゃい イクメンであるオスのごえもんが拾ってきた仔猫。
	営業部長 ごえもん 抜群の営業力を認められ、野良猫から営業部長に昇格。

牛たちからの贈り物をいただきます

乳牛の生産を行っている山川牧場は、09年にアイスクリーム製造機を導入。新鮮な牛乳を原料に、ミルキーなソフトクリームをつくっています。
持ち帰り可能な2種類のヨーグルトはそのまま食べても、ディップに使っても美味です。ピザやおいしいコーヒーもあります。最近多くなっている、乳幼児を連れたお父さんたち。ぜひここで休憩を。

ログハウスの中、すずしいよ〜

ソフトクリーム（バニラ、ヨーグルト）280円	ピザ S 900円 / L 1,100円	プレーンヨーグルト 110円 クリームヨーグルト 220円

売る人も買う人も、いのちの物語を知って欲しい

山川牧場のもうひとつの事業が、学校等と連携する酪農体験。活動は37年に渡り、昨年は出前授業を含め6,000人ほどの子どもたちに接したそうです。
「酪農家は牛を売買します。牛の寿命は18年くらいですが、オス牛は若くてやわらかい3歳で食肉に。収穫されて食べ物になることを伝えています」と山川さん。「子どもは動物と同じで臆病でさみしがり屋。生きものとの体験を通し、いのちを受け継いでいることに気づいて欲しい」と語ってくれました。

 

ほかにも気になるスポット

鳥海山の４合目に鹿とのふれあいスポットが!?
鳥海山の四号目にある大平山荘。この駐車場に隣接するのが鹿公園です。ここの鹿たちは神の遣いとされ大切にされています。
大平山荘では鹿せんべいを販売しており、鹿たちにあげることができますよ。なお、今年は10月6日（日）に鳥海山神鹿角切祭が開催されるので、こちらもぜひ。

 

スタッフの庄司さんとリリー

腕、足から伝わってくる馬との一体感
初めての方から上級者向きまで、やさしい馬が揃い、早朝はポニーやミニチュアホースを含む11頭が放牧場で遊びます。
お子さんや小学生なら引き馬を。自分で操作してみたいならぜひ乗馬を。馬との意思疎通は最大の魅力。経験者もどうぞ。

	自慢のカウボーイブーツ

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