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ひと手間をおしまず、菓子づくりに専念して200年。創意工夫をこらし、さまざまな商品を生み出しています。

杵屋本店(和菓子 / 創業209年)

掲載号:ZERO☆23 2020年11月27日号

素材を選び抜き、美味を創造していく

商品が会社を支え、育てていく。200年続いてきた証がここに。
今や山形の老舗菓子屋のイメージがある杵屋本店。実は菓子屋が始まったのは、現在の南陽市宮内。1811(文化8)年に、初代・庄六氏が熊野大社の参拝客に向けて饅頭を販売したのがきっかけです。戦後、山形に進出した杵屋は、来年で創業210年を迎えます。
 10代目・菅野高志社長は「これまでリップルパイをはじめ、一つひとつの商品が会社をつくってくれました。そして、また新しい商品がこれからの会社を支えてくれる。そうやって商品が会社をさらに育ててくれるのです」と語ります。50年以上愛されているリップルパイはさることながら、現在SNSを中心に写真映えすると注目を集めているのが、フルーツ琥珀糖の「kaju*」。県産フルーツの果汁を使ったみずみずしいお菓子です。
 「時代の流れとともに、商品にも付加価値をつけてアレンジしていかないとならない。 例えば kaju*だったら、パッケージの色合いで山形の四季の色を表現したり。これからも菓子文化をうまく表現して伝えていければいいですね」と話す、商品を開発した菅野裕太取締役。
 会社を支えてくれる商品が次々と誕生することで、杵屋の歴史に新たな1ページが加わります。

リップルパイ 1個176円
50年以上にわたり愛されているロングセラー商品。くるみを練り込んだこだわりの自家製餡を、サクサクのパイ生地で包んでいます。

1919(大正8)年の宮内本店の様子。先代の想いを引き継ぐ10代目・菅野高志社長と、11代目を継ぐ菅野裕太取締役。

ここがスゴイ!杵屋本店のスリーポイント

1.こだわりの自家製餡

生産者を限定した北海道十勝の小豆を使用。自家製餡をつくる菓子店は全国で1割ほどですが、杵屋は自社でつくっています。

2.地産地消のポリシー

季節感と地域の特産品を大事にした菓子づくり。「kaju*」のラ・フランス、さくらんぼ味にも県産フルーツの果汁を使っています。

3.ロングセラー商品を生む

1966(昭和41)年に発売したリップルパイ。商品が会社を支え、新商品が誕生する度に新たな歴史が紡がれます。

株式会社 杵屋本店
カブシキガイシャ キネヤホンテン

住/上山市弁天2‐3‐12
電/023(673)5444
営/9時〜17時
休/日曜
駐/有


最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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