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街のために食品販売の出店を決めた父。その遺志を引き継いだ息子、代表取締役 榎森啓さんに話を伺いました。

256(食品小売業 / 創業284年)

掲載号:ZERO☆23 2020年11月27日号

老舗の意義、それはイノベーション

やるのなら徹底的に今までの山形になかったものを。
創業は江戸中期の1736(元文元)年。それ以前、最上義光の秀吉朝鮮出兵の際、世話をしたことから山形に縁ができた近江商人です。
 江戸時代より、造り酒屋、酒類販売業を経て、「山形市の中心市街地で食品が買えない」という実情から、2016(平成28)年に「256」をオープ
ンさせました。
 「地域から全国に発信する新しいパッケージを創る」と話す榎森社長。県内外の名産フルーツ、各地のブランド牛、豊洲市場直送の鮮魚、300種類のワイン、話題のグルテンフリーの商品、有機・無農薬・無添加食品、産直食品など、こだわりぬいた商品をそろえるスタイルです。東京の高級スーパーのようでありながら、免許返納者やデイケアの高齢者のための送迎サービスも行う地域密着店でもあります。
 豊富な品ぞろえにおごることなく、目指すのは「ENJOY! MID STYLE
エンタメ系スーパー」。シークレットクーポンはその取り組みのひとつで、買物中に突然音楽が流れ、キャスト(スタッフ)の隣にいるお客さまに5%~20%OFFチケットが渡されるというもの。進化を続ける井筒屋から目が離せません。

食品館には松井春澄氏を料理監修として迎えた、週替わりのお惣菜も。1Fにパン屋「メゾンドブレ」、2Fにレストラン「リストランテ・ヴァレンティーノ」を併設。

お客さんに寄り添った店づくりを目指して、無料の買物送迎サービスを行い、高齢の方に喜ばれています。

ここがスゴイ!256のスリーポイント

1.近江商人の「三方よし」

近江商人のこだわり、「買い手よし 売り手よし 世間よし」を大切にしています。「山形商人」は父・榎森伊兵衛氏の著作。

2.形が変わっても井筒屋

江戸時代、酒を販売していた頃のちょうちん。姿、形は変わってもDNAがつながっています。

3.「お楽しみください」が合言葉

お客さんを楽しませたいと始まった「シークレットクーポン」。突然スタッフから手渡されると、お支払いが5~20%OFFに。

食品館256 (株式会社 井筒屋)
ショクヒンカン ニーゴーロク

住/山形市十日町2‐5‐6
電/023(642)0256
休/元旦
駐/有


最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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