SPECIAL 特集

パン屋さんを開き、育児との両立を頑張るママを紹介します。

あるママの一日

掲載号:mamaid 2019年10月20日号

子どものころからの夢だったパン屋さんを開き、家族の協力を支えに年子育児との両立を頑張るママを紹介します。

 
笹原 茉実さん

山形市出身。高校卒業後、東北芸術工科大に進むも中退し、やりたかったパンづくりを学ぶため、神戸の製菓専門学校へ。卒業後、山形市内のパン店に就職するが、長男妊娠を機に退職。次男妊娠中の今年2月にパン店をオープン、産休を経て6月から再開。山形市在住。

[本人] 24歳 [夫] 25歳 
[長男]穣(じょう)くん 1歳 [次男]禾(のぎ)くん 7ヵ月 [父]54歳 [母]54歳

年子男児のママが念願のパン屋さんをオープン

子どものころ毎日のようにパン屋さんに通い、大好きな場所だったという茉実さん。大学時代に、やはりパン作りを仕事にしたいと製菓専門学校に入り直し学びました。山形市内のパン店に就職しましたが、長男を妊娠し退職。自分のペースでパン作りがしたいという茉実さんを夫や両親も応援してくれ、父が営む会社の一画に「みけぱん」をオープンしました。
手づくりの小さな店では、耳まで柔かい食パンや、フランスパン生地でごぼうサラダを包み香ばしく焼いた惣菜パンなど10種類ほどを販売。「近所の人に気軽に立ち寄ってほしい」という思いから、幅広い世代が食べやすいパンを作っています。パンの魅力は、作っているとき一つ一つ“ 表情 ”が違うこと。ほんの少し作り方を変えると違うものができて、新商品のアイディアも尽きません。「パン生地は発酵してくるとふわふわに柔らかくて、本当に可愛い」と優しい笑顔で語ってくれました。

家族のサポートで子育てと仕事を両立

お店の営業は、火曜と金曜の週2回。家族がまだ寝ている早朝から店で作業するので、朝の子どもたちのお世話はパパにお願いしています。朝ごはんは同居する茉実さんの母が担当。営業を終え、自宅で夕飯を作っている間は、父が孫と遊んでくれます。「家族みんなの支えがあって、好きなパン屋をさせてもらっている」と感謝の気持ちをもって仕事に打ち込んでいます。
パン屋の仕事と育児の両立は体力的にきつい部分もありますが、茉実さんは大学まで器械体操を続けバク転も軽々できるほど。子どもたちと一緒に子ども番組の歌に合わせて全力でダンスするのもリフレッシュの一つです。子育ても仕事も「悩まず、何事も前向きに楽しむ」ことを心がけています。将来的には企業やイベントなどへの出張販売もしたいそう。ママになった自分らしいスタイルで夢をかなえた茉実さん。「美味しいパンで周りを幸せにしたい」とさらなる飛躍を目指しています。

ママ技

プリンで! お手軽フレンチトースト
食べたくなったらすぐできる! 卵も砂糖もいらない簡単レシピ。手軽なおやつや忙しい朝におすすめです。

<材料>

1人分
•プリン1個
•牛乳 プリンカップ1杯分
•食パンやバゲットなどお好みのパン2〜3枚
•バター 適量

<作り方>

•バットにプリンを出し、そのプリンカップ一杯分の牛乳を加える。ホイッパーで滑らかになるまでよく混ぜる。
•お好みのパンを液が浸みこむまでひたす。
•フライパンにバターを溶かし、両面をこんがりするまで焼く。

※プリンの味を変えればいろんなフレーバーのフレンチトーストが気軽に楽しめます。

【後記】

まだ小さい2人のお子さんのママでありながら、お店を開いたその行動力は本当に素晴らしい!! ほんわかした茉実さんの雰囲気そのままのパン屋さん、ぜひ行ってみてくださいね。

みけぱん

住所/山形市深町2-10-23
インスタグラム/mikepan25


最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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