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SPECIAL 特集

出てくる色合いは一期一会 楽しさをたくさんの人へ

民泊工房FUu〜女将 / 七宝焼作家 大山芙由美さん

掲載号:ZERO★23 2021年1月27日号

東北芸術工科大学卒業後、ガーデニング用品の会社に就職。地域おこし協力隊として村山市へUターン。2019年10月「民泊工房FUu〜」オープン。やまがた若者応援大使。

七つの宝を散りばめたように美しいことから名前が付いた七宝焼。
この七宝焼を初心者にやさしく教えてくれるサロンのような場所ができました。

 オーナー兼女将は、村山市出身の大山芙由美さん。場所は村山市白鳥の田園地帯にある一軒家です。何度も焼いて色を重ね、自分だけのオリジナル作品づくりを泊り込んで行うこともできるのです。

工房の長押(なげし)にはさまざまな七宝焼のプレートが。宿泊した方に自由につくってもらったもの。

母・阿津子さんが七宝焼作家だったため、大山さんは幼い頃から作品をつくっていたといいます。大学では建築とラウンドスケープを学び、ガーデニングの会社に就職。仙台にある東北支店で設計図の作成などを行っていましたが、阿津子さんが病気で倒れたのを機に、村山市へ戻ることを決意します。

 地域おこし協力隊となり村山市へUターン。3年間活動する中で、学校やイベントで七宝焼を教えましたが、持参できる材料が限られていたり、時間内に終えなければならないなど、七宝焼の魅力を十分に伝えきれないもどかしさを感じたそうです。「釉薬(ゆうやく)をのせる量と焼成時間で化学変化が起き、色の出方が違うのが七宝焼の魅力。もっとやりたいという要望にも応えたい。自分の工房を持てば七宝焼の奥深さ、美しさを伝えられる」。その思いを知り合いに話すと、「地域のために活動してくれるなら自分の家を使って欲しい」という方が現れたのです。8~9部屋という大きな家で、敷地の隣に川が流れる自然豊かな環境。これなら工房がつくれるし、体験しながら泊まってもらえると「民泊工房FUu〜」が誕生しました。

看板も七宝焼。築70年の一軒家をリノベーション。

英語が堪能というわけではありませんが、
人とコミュニケーションするのが大好き。

 2019年10月に地域の人にお披露目し、オープンとともに海外からも宿泊者がやってきました。昨年は新型コロナウイルスの影響でキャンセルも出ましたが県内、関東圏、中国、台湾、韓国の方が興味を持っているようです。「英語が堪能というわけではありませんが、翻訳機を使ったり、動画のやりとりも含め、人とコミュニケーションするのが大好き」と大山さん。

ホセ(竹べラ)で釉薬(ゆうやく)を盛り付け、焼いて色を定着。その上に釉薬を盛り、色を重ねます。

制作できるのは初心者向けアクセサリーで、中級者以上になればアレンジを効かせることはもちろん、プレートや額縁の制作も可能。宿泊のみの利用もでき、お風呂は碁点温泉を。食事はキッチンでご自由にどうぞ。滞在して体験するという、新しいタイプの観光スポットとして注目されています。

Craft Studio&Guest House
民泊工房FUu〜
住/村山市白鳥1152-1
電/090-4048-8772
七宝焼+宿泊初心者8,000円〜、素泊まり4,000円
(七宝焼体験のみ可)
※予約は電話・メール・SNSから

最新の情報とは異なる場合がありますので、ご確認の上、お出かけ下さい。

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